ひとりで映画館に行くと!?
僕は映画好きの高校3年生。ある日、学校終わりに以前から見たかったホラー映画を見に、映画館に行きました。
すると隣の席に、同い年ぐらいの女の子が。彼女はとてもかわいく、僕は少しドキドキしながらも、映画が始まると本編に夢中で、気がつくと終わっていました。
「怖くておもしろかったなぁ」と思いながら席を立とうとすると、僕の手に赤い血が! なんと鼻血が出ていたのです。僕はハンカチもティッシュも持っておらず、慌てていると隣の女の子が「使ってください!」と白色のハンカチを貸してくれました。
「恋人のふりをして」
僕は「あ、ありがとうございます」と言い血を拭きましたが、ハンカチが汚れてしまい「どうしよう……」と戸惑っていると、彼女は驚きの発言をしたのです。
「ハンカチはそのまま差し上げます。ただ、そのお礼として、今日だけ私の恋人のふりをしてくれませんか?」
開いた口が塞がらない僕。「ど、どういうことですか?」と聞くと、彼女は事情を説明してくれました。彼女はある大企業の社長の娘のよう。お父さんはとても心配症で、彼女が遊びに出かける際は必ず、ガードマンをつけるというのです。
しかし、彼女はそれが窮屈であり、今日はガードマンの目を盗んでひとりで行動しているそう。ただ、ガードマンは彼女のことを探し回っているため、僕が彼氏のふりをしてカモフラージュしてほしいとのことでした。
僕は「そんな映画みたいなことが!?」と驚きながらも、ハンカチを貸してくれたお礼として「僕でよければ……」と返事。彼女は「ありがとうございます! 私の名前はA子です!」と笑顔を見せたのでした。
お互いに映画好きで…
その後、僕とA子は同い年であることが判明。敬語はやめて、カップルのように一緒に洋服を見て回ったり、お互いに映画好きとのことから、カフェでオススメの映画を紹介したりしました。
そして時間はあっという間に過ぎ、A子は「そろそろ帰らないと」とのこと。僕はもう少しA子と話していたかったものの、箱入り娘である彼女を引き止めるわけにもいかず「今日は楽しかったよ!」と返しました。
するとA子は「私も楽しかったよ! もしよければ、連絡先を交換しない?」と提案してくれたのです。僕はすぐに「うん、喜んで!」と返事をし、僕たちは連絡先を交換してから、それぞれ帰路に着いたのでした。
僕とA子のその後
それから数日が経過。実は、僕は女の子と連絡先を交換するのは初めてで、自分からどのようなメッセージを送ったらいいのかわからず……。何度もメッセージを打っては消してを繰り返していると、彼女から「この間はありがとう!」とのメッセージが届きました。
その後、僕たちは趣味や学校の話などで盛り上がり、一緒に映画を観に行くことを約束。まだまだ出会って日の浅い僕とA子ですが、素敵な関係を育んでいきたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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