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「患部がただれて…」突如現れた潰瘍。受診後に告げられたのはまさかの難病だった【体験談】

ある日突然、陰茎と亀頭のあたりに、コリコリとしたしこりができているのに気づきました。最初は「まあ、すぐに治るだろう」と軽く考えていたのですが……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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これはマズイかも!?

ところが数日もしないうちに、そのしこりの表面がじゅくじゅくとただれ、潰瘍のようになってしまったのです。

 

さすがにこれはマズいと思い、近くの皮膚科を受診しました。診察を受けると、医師からは「組織検査をしたほうがいい」と言われ、大学病院を紹介されました。

 

紹介先の大学病院で担当になったのは、30代くらいの女性医師でした。患部が患部だけに、正直とても恥ずかしかったのですが、潰瘍の数も増えてきていたため、そんなことを言っている余裕はありませんでした。問診と視診のあと、組織検査がおこなわれ、後日、その女医さんから思いがけない診断結果を告げられました。

 

聞いたこともない病名…頭が真っ白に

「不完全型ベーチェット病の可能性があります」。聞いたこともない病名に一瞬、頭が真っ白になりました。原因不明の難病だというその病気は、陰部潰瘍、口内炎、眼の炎症など、複数の症状が出ることで診断されるとのこと。私の場合、現時点では陰部潰瘍しか確認できておらず、まだ診断基準を満たしていないとのことでした。

 

「眼症状があるか、眼科で検査を受けてください」と女医さんに言われ、後日、大学病院内の眼科を受診。結果は……ビンゴでした。眼科医から「目にも症状が見られます」と診断され、この時点で「不完全型ベーチェット病」が確定してしまいました。

 

 

まさか自分が…

まさか、自分が難病を患うことになるなんて――。思わず「ああ……」と天を仰いでしまいました。

 

これまでの私の人生、それなりにいろいろあったけど、最終的にはなんとかなってきました。小学生のころ、ランドセルを忘れて登校したときも、大学時代に彼女をアパートに泊めたことで、彼女の両親が警察に捜索願を出してしまったときも。社会人になって、重要な書類を電車に置き忘れてしまったときだって……なんだかんだ無事に切り抜けてきたのです。

 

まとめ

でも、まさか人生の最終ラウンド(と自分では思っていたこの時期)に、こんな落とし穴が待っていたなんて……。今回のことで、私が痛感したのはたった1つ。「人生、終わるその日まで、何が起こるかわからない」ということです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:櫻井小/60代男性・無職。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

※AI生成画像を使用しています。

 

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