高松市からフェリーで約20分「女木島」とは?
香川県高松市の北約4kmに浮かぶ島。古来より鬼が住んでいたと伝えられていることから、別名「鬼ヶ島」とも呼ばれています。
実際にはどんな島なのでしょうか?フェリーから見た女木島がこちら。
女木島の港に近づくと、早速鬼の石像がお出迎え。茶色の建物の「鬼ヶ島おにの館」と呼ばれる施設も見えてきます。
おにの館は、フェリーやバスの待ち時間でお世話になることが多い場所。島内はお手洗いが少ないので、最初にここで済ましておくといいですよ~!
それでは、今まで三度訪れて感じた、女木島の魅力を5つご紹介したいと思います。
【女木島の魅力①】すぐに行ける距離
「島に行く」これだけで難易度が高いように思われますが、なんと「女木島」は高松港からフェリーで約20分で到着します。普段乗っている電車の時間と変わらないのに、気軽に島へ遊びに行けるなんてすごく贅沢……!
乗船する船は、赤白のしましま模様が可愛い「めおん」です。追加料金を払えば、自転車やバイク、車も乗船可能ですよ!
【女木島の魅力②】海がキレイ
魅力その②は、女木島の海です。見てください!美しい砂浜に透き通った海。光が降り注いでキラキラして見えます。
海水浴シーズンは、午前8時出発の最初の便でも家族連れが多く、地元民に愛されているのが伝わります。それでも、早朝は全体的に人が少ないので、まるで海を独り占めしているような感覚にさせてくれます。「あぁ、なんて贅沢!」
近隣には、ライフジャケットの貸し出しをしているテントや飲食できるお店、宿泊施設もありました。
もちろん海で遊ぶだけではなく、砂遊びも楽しいです。小さいお子さんがいても楽しめますよ~。ただ、日差しを避けるものがないので、夏に訪れるときは熱中症対策を忘れずに!
【女木島の魅力③】アート作品も鑑賞できる
瀬戸内の島々を舞台に、3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」をご存じでしょうか?春・夏・秋の3シーズンに分かれていて、季節ごとに作品を楽しむことができるお祭りです。
実は、瀬戸内国際芸術祭の期間外でも常時鑑賞できる作品もあるんです!
カモメの駐車場
女木島で最初に出会える作品がこちら。「カモメの駐車場」。防波堤にずらりと並んだカモメが可愛く、風が吹くといっせいに方向が変わります。実際のカモメの習性を活かした、現代美術家・木村崇人さんのアート作品です。
20世紀の回想
海岸沿いに設置された、インパクトのある青銅製のグランドピアノもアート作品です。ピアノに取り付けられた4本の帆がパタパタと風になびく様子は美しく、見惚れてしまいます。
椅子に座り、鍵盤を触ることもできますよ。この「20世紀の回想」という作品は、禿鷹墳上(はげたかふんじょう)さんが作られたもの。
【女木島の魅力④】鬼ヶ島大洞窟
洞窟
女木島と言ったら絶対見ておきたい場所。おにの館から出発するバスに乗り、島の山頂へ。ここには鬼が住んでいたとされる洞窟があり、料金を払えば大人も子どもも入ることができます。
洞窟は紀元前100年頃に造られたようで、その歴史は長いです。実際に洞窟に入ってみると、真夏に訪れたのにも関わらず、中は冷っとしていて温度差にびっくりしました。
また、至るところに色んな種類の鬼がいて、鬼探しをするのも楽しいですよ!子どもと一緒に冒険気分が味わえちゃいます。
景色がキレイ
鬼ヶ島洞窟を楽しんだ後は、「鷲ヶ峰展望台」もおすすめです!
洞窟から少し歩くことになりますが、標高188mの山頂から瀬戸内海の景色を360度一望することができます。晴れていると、このような絶景が見られますよ。
【女木島の魅力⑤】名物鬼ヶ島のきび団子
カフェ&アンティーク鬼ヶ島倶楽部
女木島の魅力は景色、観光だけではありません。おいしいものを食べて、癒されるスポットも。
歩き疲れたらぜひ立ち寄ってほしいのが、こちらのお店「カフェ&アンティーク鬼ヶ島倶楽部」。珈琲、紅茶、甘酒、軽食を楽しむことができます。
おすすめは、炭火で焼く「名物鬼ヶ島のきび団子」。せっかく鬼ヶ島に来たなら食べてみたいですよね!
パチパチと焼けていく様子を見ながら、ひっくり返す作業はとても楽しい。いい感じに焼き目がついたら最後にトッピング。きなことあんこ、しょうゆ、お好きなものをつけてお楽しみください。
アンティークが並ぶ落ち着いた店内をぐるっと見て回ると、動物写真家の岩合光昭さんのサインとお写真を見つけました!
さらには、絵本に登場する猫のダヤンを生み出した、池田あきこさんのサインも!有名な方がプライベートで訪れるくらい、マスターのお人柄やゆったり過ごせる店内は魅力がたっぷりです。ついつい時間を忘れてしまいますが、帰りのフェリーの時間には気を付けて!
何度も訪れたくなる島
いかがでしたでしょうか?キレイな海、芸術作品、鬼ヶ島の洞窟での冒険が楽しめる「女木島」。高松市の中心地から遠くないのに旅行気分が味わえるので、ぜひ訪れてほしい島です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
※紹介した店舗・施設の情報は記事公開当時のもので、変更となる場合もございます。訪問時は事前にご確認ください