こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんの体調不良の1つに【嘔吐】があります。赤ちゃんは大人よりも吐きやすいと言います。そういえば、私の息子も赤ちゃんのときは体調不良のたびに嘔吐する子だったと思い出しました。
嘔吐すると、そのあとの水分補給や離乳食はどうすればいいの? と私も思いながら、与え方を失敗したこともありました。ということで、今日は、赤ちゃんに嘔吐があるときに離乳食を食べてもいい? というテーマでお話ししますね。
嘔吐の原因は何?
嘔吐の原因は何でしょう。ウイルス性の胃腸炎なのか、熱が高くて気分が悪いのか、咳き込んだからなのか、原因が何かを探ることが大切です。吐くことが頻繁に続くと体力が消耗するので、早めに病院に行くようにしましょう。
嘔吐をしているときに離乳食を与えてもOK?
赤ちゃんが吐くと吐いた分の食べ物や水分を取り戻さないとと思って、ママとしては食べさせたくなります。私も息子が吐いたとき、何も知らずにそうしていました。しかし、すぐに食べ物を与えると再び吐く原因にもなります。
実際に息子も食べ物を与えるとすぐにまた吐いていました。嘔吐後、すぐに食べたり飲んだりすることはやめ、様子を見て吐き気が治まったら与えるようにしましょう。ただ脱水にならないように注意することは大切です。
脱水の見極め方
私の娘は胃腸炎のときに脱水になりました。4歳ごろ夜中に嘔吐が始まり、何度か吐き続け朝には治まりましたが、少々ぐったりしているし念のため病院に行くと、「脱水です」と言われました。
症状が落ち着いていたこともあり、軽く考えていたのでびっくりしました。そこで、赤ちゃんの脱水の見極め方3つをお伝えします。
・ぐったりしてる
・爪を押さえて爪の色が戻りにくい
・赤ちゃんの様子がいつもと違う
ほかにも何度も嘔吐を繰り返すなどあれば、やはり受診するほうがいいですね。
嘔吐のときの食事と避けたい食べ物
嘔吐のときにはまずはおかゆからスタートしましょう。5~6カ月ごろ(離乳食初期)のことを思い出して、時間をかけて少しずつ食べて、吐き気がないかを確認します。
避けたい食べ物は大人が嘔吐のときに何を食べないほうがいい食べ物と共通するのではないでしょうか? たとえば、 乳製品 ・冷たいもの・刺激の多いもの・脂っこいものなどの食べ物は弱った胃腸を刺激してしまうので避けましょう。
嘔吐後の離乳食の進め方は、受診した医師にも相談しながら赤ちゃんの負担にならないよう進めてみてくださいね!