ボンタンアメや大福って本当に効果があるの?
尿意を抑えられるとウワサのボンタンアメ。
SNSでは「鬼滅の映画、ボンタンアメのおかげで3時間涼しい顔で耐えられた」「ほんとに尿意が軽減される」とのコメントが寄せられ、一時は品薄になるほど話題になりました。
大福やお餅も同じような理由で注目されています。
これらの食べ物の共通点は“糖質が多い”こと。体内で糖質と水が結びついて蓄えられるため、トイレに行く回数が減ると考えられているんです。
ところがこれは、あくまで「そういう可能性がある」というだけの話。効果があると断言できないので、トイレが不安な方はほかの対策も組み合わせるのがおすすめです。
「これで安心!」映画前にできるトイレ対策
ボンタンアメや大福以外にも、尿意を抑えられる対策はいくつかあります。できそうなことから取り入れて、長編映画を楽しみましょう。
尿意を抑えるには“気持ち”も大事!
映画中にトイレに行きたくなるのは、実は“心理的な不安”も原因。
普段は2〜3時間トイレに行かずに過ごしているのに、映画となるとなぜか尿意を催してしまうことってありませんか?
あれは「途中で抜けたら周りの人に迷惑かな」「大事なところを見逃したくない」という気持ちが強くなって、逆にトイレのことが気になってしまうからなんです。
だからこそ、いつでもトイレに行けて、抜けてもすぐに戻ってこられる状況を作っておくのがポイント!
映画の前は次の2つを意識しましょう。
- 通路側や出入口近くの席を選ぶ
- 上映前にトイレの場所をチェックしておく
さらに、ボンタンアメや大福など“効くかも”といわれているものを食べておくのも一つの手。「食べたから大丈夫!」と思うだけでも気持ちが軽くなります。
冷えは大敵!映画館では“夏でも防寒”
そして、もう一つ大事なのが「冷え対策」。真夏の映画館はしっかりエアコンが効いていますよね。
座席に着いた瞬間は「涼し〜!」と感じても、しばらくすると体がどんどん冷えてきます。寒いと全身が縮こまって膀胱の筋肉も収縮し、尿意を感じやすくなってしまうんです。
冷え対策としておすすめなのがこの3つ。
- 映画館に到着したら汗を拭いておく
- カーディガンやパーカーなど羽織れるものを持って行く
- ストレッチなどの軽い運動をして体を温める
ちょっとした工夫ですが効果は大きいですよ。
これは避けて!長編映画では避けたい食べ物・飲み物
映画の楽しみといえば、ポップコーンにコーラ。ところが、トイレが心配なときにはちょっと注意が必要です。
次の3つはできるだけ避けるようにしましょう。
- 味の濃いポップコーンやホットドッグ → のどが渇いて水分を摂りすぎる
- 炭酸飲料・コーヒー・紅茶・アルコール → 利尿作用がある
- 氷たっぷりのドリンク → 体が冷えて膀胱の筋肉が収縮する
こんなに制限されてしまうと「じゃあ何を頼めばいいの!」と思う方もいるかもしれません。
“絶対にダメ”というわけではなく、2時間を超える長編映画のときだけ意識すれば大丈夫。
塩分を摂りすぎないようにSサイズポップコーンにする、氷なし・ノンカフェインのドリンクを選ぶなど、できることだけ取り入れてみてくださいね。
映画前のランチにも注意!
また、意外と盲点なのが映画前のランチ。
サラダバーとフルーツたっぷりのスムージーで「体の中から綺麗に!」なんて思っていると、トイレが近くなることがあるんです。
野菜や果物には利尿作用のあるカリウムが多く含まれているので、長編映画の前は控えめにしましょう!
2時間超え映画でも大丈夫!
ボンタンアメや大福に頼るのも良いですが、不安や冷えなど、ほかの対策も一緒に取り入れるのがポイント。
準備さえしておけば、長編映画も心おきなく楽しめますよ。