立ち食いそばなのに本格インドカレーが味わえる『よもだそば』
銀座や新宿、有楽町、名古屋などに店を構える立ち食いそば『よもだそば』。今回は御徒町店にお邪魔いたしました。
少し看板に近付いてみましょう。
そう!このお店の特徴は、毎日お店で仕込んだ本格的な和風インドカレーが食べられること。本格派なのに和風?と少し混乱しますが、逆にどんな味か気になりますよね。
実はこのカレーは、日本テレビ『月曜から夜ふかし』でも紹介され、マツコ・デラックスさんも大絶賛していたようです。
日本テレビ『嵐にしやがれ』でもピックアップされ、テレビやラジオ、雑誌でもたびたび取り上げられる“知る人ぞ知る”人気店なのです。
この日も、お昼のピークが過ぎていたのにも関わらず、ひっきりなしにお客さんが来ていました。
客層は、若者からサラリーマンまで男女問わずさまざま。一人で来ている女性客の姿も多く見られました。
座れる席もありますが、立ち食いそばというだけあって、サクッと食べて帰る方が多そうです。
券売機は入口入ってすぐ右手。メニュー表が外にも張り出されているため、じっくり考えて選べます。
かけそばが420円(税込)とお手軽価格で食べられるのが、このご時世にはありがたいですね。
880円とは思えない!唯一無二の黄金コンビ
・商品名:特大かき揚げそば 半カレーセット
・価格:880円(税込)
この日は、そばとカレーのセットを選びました。
すべてのセットは冷やしそばに変更可能。券売機でチケットを購入した後、スタッフの方に「冷やしでお願いします」とひと言添えました。
そこから驚くほどのスピード感。
体感で言えば、ほんの数十秒後には「ハイ、どうぞ〜!」と元気な声が聞こえ、あまりの早さに自分の注文の品だと気づくのが一瞬遅れてしまったほどです(笑)。
さすが「早い、安い、うまい」がモットーなだけありますね。
まず目に飛び込んできたのは、器を覆い尽くすほどのかき揚げの存在感!
「特大」とはいえ、ここまでとは……そばがほとんど見えません。
公式HPを見てみると、赤字覚悟で国産玉ねぎを丸ごと1個分使用、日本一を目指して作ったそうです。その大きさはなんと直径10cm、高さ5cmもあるのだとか。
玉ねぎは、ほどよい厚さでシャキッとした食感があります。玉ねぎそのものの濃い甘みがあって、キリッとしたつゆと相性抜群。
そして、何よりぎっしり詰まっているので、食べても食べてもなかなか減りません(笑)。
そばは、田舎風の自家製生そば。
歯切れがよくコシもあり、冷やしにして正解でした。かき揚げの油分をほどよく受け止めてくれて、夏でもスルスルいけちゃいます。
冷やしそばとスパイス全開のカレーがマッチ◎
そして、もう一方の主役、本格和風インドカレー。
かけつゆをベースにしているとは思えないほど、スパイスがしっかり効いていて、口に入れた瞬間からじんわりと汗がにじむ辛さです。
少量ながらチキンも入っているので、食べごたえも十分。
とはいえ、バターチキンカレーのようなマイルド系ではなく、どこか清涼感も感じられます。香り高くシャープなスパイスの層が折り重なる、まさに大人の辛さ。
そのため、辛いものが苦手な方にはやや手強いかもしれません。
後味には和風出汁のまろやかさがそっと顔を出しますが、やはり辛みの方が主張する印象。
そこで、再びそばをすすると口の中がリセット。新たなひと口が食べたくなるのだから、不思議です。
ちなみに筆者はいつも七味唐辛子をかけますが、今回はカレーの辛みで七味いらずでした。
・リアル友人におすすめできるか度
★★★★★
理由:「立ち食い」と侮るなかれ。880円という価格で、これだけ本格的なそばとかき揚げ、さらにクセになるスパイスカレーが味わえるのは奇跡的。
食べ終えたあとに残る強烈な満足感
和風とインドの二刀流カレーは、食べた人の記憶にしっかり残る味。
そばを食べて、かき揚げを頬張って、カレーの辛さで汗をかいて、またそばでととのえる……この無限ループはなんだかクセになってしまいそうです。
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。