しかし、私が妊娠と同時に退職してからは態度が一変。家事は一切してくれず、私を見下す発言を連発。出産後は双子の育児も私に押しつけ、家事も育児も一切してくれませんでした。
衝撃的な光景を目撃！
そんな中で支えになってくれたのは、かわいい子どもたち。おもちゃを片付けたり洗濯物を運んでくれたり、いつも私を気遣ってくれる心強い大切な存在です。
ある日、買い物帰りに街中で信じられない光景を目にしました。
夫が若い女性と腕を組み、楽しそうに歩いていたのです。私はとっさにスマートフォンを取り出し、決定的な証拠を写真に収めました。
夫の裏切りと告白
その夜、帰宅した夫に写真を突きつけて問い詰めました。
夫は一瞬黙り込みましたが、すぐに開き直ったようにこう言ったのです。
「俺たちは本気で愛し合ってるんだ！」
そして信じられないことに、「離婚して彼女と結婚しようと思ってる」とまで口にしました。私の胸は張り裂けそうでしたが、子どもたちのことを思うと、ここで泣いてばかりはいられません。
不倫相手が家に現れて…
数日後、夫の不倫相手が家にやって来ました。そして夫は「彼女と子どもたちとここで暮らすから、お前が出ていってくれ」と言い放ちました。
けれど私は冷静でした。夫が養育費を払わなくて済むように、双子を自分で面倒をみると言い出すことは想定内。こうなると分かったうえで、事前に双子と打ち合わせしていたからです。
「もって2週間かな。1週間ももたないかもしれない。必ずママが迎えに行くから、それまでいつも通りの生活をして待ってて。お互い頑張ろうね」と子どもたちとこっそり約束していました。
崩れていくかりそめの家庭
こうして夫と不倫相手の女、双子たちの奇妙な生活が始まりました。
しかし、夫は相変わらず家事も育児も一切せず、若い彼女に全部やらせていたそう。次第に彼女は疲れ果てて、何もせずに口ばかり出す夫に対して不満を募らせていったよう。幼い子どもたちは彼女に懐かず、気持ちがすれ違うのは当然でした。
やがて彼女は夫と口論を繰り返すようになり、ついには家を出て行ったそうです。私が家を出てから数日後、夫から電話がありました。
「すまなかった。戻ってきてくれ……」
復縁を迫られた妻の決断
夫との不倫生活を楽しんでいた若い女の子が、双子の育児と家事をひとりでやらされるなんて、そんな生活が長く続くはずがないと分かっていました。早々に家を出て行くと思っていましたが、数日でギブアップした様子。
電話を受け、私はすぐに子どもたちを迎えに行きました。再会の瞬間、双子を抱きしめ、「もう絶対に離さない」と心の中で誓いました。
夫は「彼女は出て行ったよ。俺たち別れたんだ。だから離婚は考え直してほしい」と懇願しましたが、そんな虫のいい話、許すはずがありません。
「別れたから許してって？ 浮気は悪いと思ってないの？ 結婚してからずっと家事も育児も一切してくれなかったね。さらに浮気までして……家族でいる必要ないよね。離婚届、今ここで書いてもらえる？」
夫は反論できず、しぶしぶ離婚届を記入。夫と不倫相手には慰謝料もしっかり請求しました。離婚が成立し、私は双子とともに実家に帰りました。
両親と子どもたちと笑い合える毎日は、以前の孤独な結婚生活とは比べものにならないほど温かい時間です。
つらい体験をしましたが、新しい一歩を踏み出した今、未来はきっと希望に満ちていると信じられます。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
