以久奈さんの「この期に及んでそのモラハラ気質才能でしかないよ」という言葉を褒め言葉として受け取った夫は、照れながら「そういうところ嫌いじゃないぜ?」とキメ顔で以久奈さんに言い放ちます。以久奈さんは硬直し心底「キッショ……」と思うのでした。
会話が成立しないと気づいた以久奈さんは意を決し「離婚してください」とひと言。以久奈さんの言葉に衝撃を受ける夫。「いやだああああああ!!」と絶叫し、「ムスメとは……離れたくない!!」と言います。その言葉に以久奈さんは「まだアンタにも子どもへの情があったのね」とポツリ。続けて「家計を夜の店に使ってたくせに」と冷めた視線を夫に送るのでした。
ムスメを盾に離婚を拒否する夫
「ムスメとは……離れたくない!!」と言い張る夫に、以久奈さんは「そのお金でムスメに何してあげられた?」と家計の使い込みを責め立てます。すると夫は「そんなん言い始めたらお前だって」と呟き「美容院代とか化粧品代……ムスメに使えたんじゃねえの?」とまた話をすり替えます。
夫のズレた発言に以久奈さんは「一緒にするな」とバッサリ。そして「アンタがやったのはムスメも裏切る行為だってわからないの?」と正論を突きつけます。すると夫は「これは夫婦の問題であってムスメは関係ないですよね?」と逃げようとします。そんな夫の発言を聞き逃すわけもない以久奈さんは「あんたどっからお金使った?」「家計だよね?」といい「なんでそれがムスメも関係あるって分かんないかな?」と言い放つのでした。
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以久奈さんは「そのお金でムスメに何してあげられた?」という発言に対し、「そんなん言い始めたらお前だって、美容院代とか化粧品代……ムスメに使えたんじゃねえの?」と話をすり替え続け逃げる夫にモヤモヤが止まりません。家計は “家族みんなの安心”を育てる器。ムスメを想う気持ちが本物なら、使い方というかたちで信頼を積み直していけるはず……。そう願わずにはいられません。
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