誰にでもやさしいことを自負しているサトシさんは、PTAで同じ役職を担当する原かおりさんから頼まれて、一緒にパソコンを買いに行くことに。その日をきっかけに、急速に仲を深めた2人は「PTAの集まり」と称して、ネットカフェやホテルで落ち合い、体の関係を持つようになります。
一方、まいさんのつわりは重症化。サトシさんが原さんとの関係を楽しんでいる間に、自宅で倒れてしまったのです。
電話に出ない父親の代わりに、ユウキくんがみっちゃんに連絡し、まいさんは緊急入院することに。遅れて病院にやってきたサトシさんが「原さんにパソコンを教えていた」と言い訳しながらケーキを渡してきたことでみっちゃんの怒りは爆発! サトシさんの行動を強く非難します。
本当にやさしくするべき相手とは
みっちゃんは「パパが電話に出ない」と泣いていたユウキくんの様子を伝え、他人ではなく、まずは家族にやさしくすべきと指摘します。
しかし、サトシさんにはみっちゃんの言葉が響かなかった様子。
「怪しまれたかな……しばらくかおりと会うの気を付けよう……」
と、やはり家族よりも自分の立場や原さんとの関係を優先する考えを貫くのでした。
▼サトシさんは自分のことを「究極のギバー(見返りを求めずに助けたり支援したりする姿勢の人)」と思っているようですが、家族よりも原さんを優先している時点で、それはパートナーや子どものことを考えた行動とは言えません。サトシさんが考えを改めない限り、必ずどこかのタイミングで家族との関係に影響が生じるでしょう。
「誰にでもやさしい」というのは、何かを犠牲にして成り立っているのかもしれません。サトシさんのように本当に大切にしたい人を見失わないように、やさしさの行き先を見極めることも必要ですね。
ぽん子さんの最新投稿は、Instagramから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。