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深夜でも「洗濯しに来い」「ゴミ捨てして」。彼のイエスマンになっていた私が、目を覚ました瞬間

彼と出会ったのは、私が20代のころ、働いていたスナックでした。彼はお店のお客さん。プライベートでも会うことが増え、いつのまにか彼とは共依存の関係に。彼の言葉には絶対従う「イエスマン」に私はなっていきました。

付き合う前から共依存

働いていたスナックに彼がお客さんとしてきてくれたことがきっかけで、プライベートでも会うようになりました。

 

距離も近くなり、気づけば交際に発展する前からカップルのような雰囲気が出ていたと思います。お互いに尽くし尽くされる関係になっており、いつのまにか共依存のような関係が出来上がっていました。

 

20代の私は完全に依存体質。尽くされるよりも尽くすことで満たされており、彼に尽くせることが幸せだと思い込んでいました。

 

都合よく使われていた私

その後、「付き合おっか?」という彼の言葉で交際に発展。恋人関係になってある程度の期間が過ぎたころから、私だけが彼に尽くすような状況になっていました。

 

彼の都合だけで時間関係なく呼び出されたり、家事だけのために呼び出されたり……。わがままに振り回され、彼の言うことすべてを聞き入れてしまうイエスマンな状況になってしまいました。

 

当然のように彼のわがままもヒートアップ。これまでは家事のために呼び出されることが多かったのですが、彼は金銭面までも私に頼ろうとするまでに。違和感を抱き始めていたのは事実で、断ることもできたはずでしたが、依存から抜け出せず、私は彼に従っていました。

 

こんな日が続き、徐々に彼との関係に「おかしい」とちゃんと思い始めた私。そのため、私は彼に気持ちを伝えました。しかし、彼は一切悪くないと主張し、「お前が俺をダメ男にしたんだろ」と言い放ったのです。

 

目が覚めた瞬間…!

彼との関係に頭を悩ませ苦しんでいたある日。いつものように「ゴミを捨てにきて」と深夜に呼び出されました。

 

もちろん断ることもできましたが、なぜかできませんでした。泣きながらも言われた通りに彼の家に向かい、ゴミを捨て、自宅への帰宅途中……ふと、「こんな扱いをされているのに、私はなんで彼から離れないのだろう」となんだか彼への思いが一気に冷めた感じがしたのです。完全に目が覚めた瞬間でした。

 

目が覚めたあとの行動は早く「これ以上は一秒たりとも一緒にいられない」と離れることを決意。しかし、彼は簡単に別れてくれませんでした。結果、私からの連絡を絶ち、彼から離れました。

 

好きになると、自己犠牲になったとしても好きな人に尽くしたくなるもの。私はそういった思いが若いころはより強かったように思います。自分の経験から、依存も共依存もお互いにとっていいことではなく、心から満たされる恋愛をすべきだと学びました。その結果、今は幸せな恋愛ができています。

 

 

 

著者:柳瀬蓮/30代女性・元キャバ嬢ライター。約10年、夜職に勤務しその経験を基に現在はコラムやエッセイ・シナリオライターとしてさまざまな記事や脚本を執筆している。
イラスト:ほや助

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートなどで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

 

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