背中に何か挟まった?
家族みんなで海水浴をしていました。夫と未就学児の子どもたちは浜辺で波と遊んでいて、私は小学生の娘と一緒に海に入って泳いでいました。しばらくすると娘がめそめそしだしたのです。
娘は「背中になんか入っちゃった」「木の枝みたいな硬いやつで痛い」と言うので確認したのですが、特に何か入っている様子はありませんでした。私が「何も入ってないよ、もう取れたのかも」と言っても娘は納得できないようで、私と娘は一度砂浜へ上がって確認することにしました。
違和感の原因が発覚!
娘はずっと水着と背中の間に何か入っていると言うので、水着を腰のあたりまで脱いで確認しましたが、何も入っていません。しかしよく見ると、肌が赤くぶつぶつになっていました。娘からは「ちくちくする」というワードも出てきたので、私はもしかしてクラゲ?!と思い、再度確認すると「ぷにぷにした海藻みたいなのがあったかも」と言うのです。やはりクラゲに刺された可能性が高まりました。
海水で患部を流したり冷やしたりしながらなんとか症状は落ち着き痛みや赤みは消えましたが、念のため病院へ行きました。医師の診断は、やはりクラゲに刺された傷だろうとのこと。ただ、軽傷だったため自然に治るからと、そのまま様子を見ることに。その後数日で治り、事なきを得たのでした。
クラゲに刺されると、命に係わる危険な状態となることもあるそう。今後は事前に「対象の海でクラゲが出る時期や情報」を調べておくこと、そして子どもたちが泳ぐエリアにクラゲや正体不明の浮遊物が見えたらすぐに離れさせることが大切だと実感しました。また、海に行く際は、万が一に備えて、刺されたときの応急処置や近くの医療機関も事前に確認しておこうと思います。
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クラゲに刺されたときは海水で洗い流し、真水は避けるのが基本です。冷やして痛みを和らげるのも有効ですので、今回の対応は適切だったと言えるでしょう。
軽い痛みや赤みであっても、症状が広がったり、長引いたりする場合は、医療機関を受診してください。さらに、呼吸が苦しい、全身に蕁麻疹が出るなど、刺された場所以外にも症状が出た場合は、アナフィラキシーショックの可能性も考えられるため、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。
また、海水浴ではクラゲだけでなく、目に見えない微生物や日光、食べ物などが原因で蕁麻疹が出ることもあります。お子さんの場合は特に体質の差も大きいので、何か変わったことがないか、注意深く様子を見てあげてください。
楽しい海水浴にするためには、事前の備えも大切です。クラゲの発生情報を確認したり、ラッシュガードを着用して肌の露出を減らしたりと、しっかり対策をおこないましょう。
正しい知識を備え、いざというときも落ち着いて対応できるようにしておくことが、安全なレジャーにつながります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:森 あやか/30代女性/2018年、2021年、2023年生まれの一男二女を育てるワーママ。子どもが生まれてから家計管理に目覚め、節約や投資にハマっている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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