夫の熱意に負けた妻は…
私は、夫の起業への気持ちを聞いて、自分も育児を頑張ることを決意。その代わり、絶対に成功してほしいと、夫を後押ししました。
それから半年間、結局リンヤさんは、ほとんど育児をせず、毎日のように朝帰りを繰り返します。さらに、日に日に不機嫌になり、家族の会話も減少。
「半年だけ」
自分に言い聞かせ、カオリさんはつらい日々を乗り越えてきました。
しかし、いざ半年が経つと、リンヤさんは「半年で辞めるわけないだろ」と発言。
カオリさんが詰め寄っても、「周りの社長夫人は理解あるのに……」と言い放ちます。
怒りを越えて、急いで職場復帰しなければと焦るカオリさんなのでした。
産後のいちばん大変な時期を、ほとんどひとりで対応したカオリさん。「半年だけ」という夫婦の約束を信じていたからこそ、ここまで頑張れたのでしょう。それを、あっさりと裏切られてしまったら、愛想が尽きてしまっても仕方がありません。家庭を支える妻の存在があったから、リンヤさんも自由に仕事へ打ち込めていたはず。今こそ、カオリさんの支えに感謝しなければ、「一生の恨み」としてわだかまりが残るでしょう。リンヤさんには今の状況に早く気づいて、家庭に向き合ってほしいですね。
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