こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。誕生日、ひなまつり、端午の節句、クリスマスなど、行事ごとに登場する食べ物として「ケーキ」があります。ケーキを食べることは、子どもにとっても大人にとっても楽しい思い出のひとつです。
今回は、赤ちゃんがケーキを食べられるようになるのはいつからなのか? また、どんなケーキがおすすめかをお話しします。
大人と同じケーキが食べられるようになるのはいつ?
市販のケーキは大人用に作られた食べ物です。甘さが強く油分も多いので、内臓機能が未発達な離乳食期は不向きな食べ物になります。離乳食が終わると幼児食になりますが、急に食べられるようになるわけではありません。幼児食前半は控えるのが無難。胃腸が発達してくる3歳ごろを目安にチャレンジしても遅くないと思います。
市販のケーキを食べるときのポイント
子どもに市販のケーキを食べさせるときに気をつけるポイントです。
●子ども目線でケーキを選ぶ
まずは、子ども目線でケーキを選びましょう。ケーキに使われている食材が食べたことのあるものを選ぶことがまず1つ。そのうえで、甘さ控えめのケーキだといいですね。アルコールの強いケーキは避けましょう。
●少量だけ食べる
子どもが食べる量は、少量からスタートです。例えば、生クリームを少し取り除いてあげるなどの工夫をしてもいいと思います。
●ごくたまに食べる
市販のケーキを食べるのはごくたまに。お祝い事やお出かけのときなど、時別な日にしましょう。
1歳でも食べられるケーキレシピ
赤ちゃんや子どもが市販のケーキを食べられるようになるまでは、おうちでケーキ作りにチャレンジしてみましょう。簡単にできるケーキのレシピを紹介します。
バナナのホットケーキ
<材料>
バナナ ……1本
卵 ……1個
牛乳 ……90ml
小麦粉 ……90g
ベーキングパウダー ……小さじ1
<作り方>
1.小麦粉とベーキングパウダーを合わせる
2.1に卵、牛乳、つぶしたバナナを混ぜ入れる
3.フライパンに流し入れ、中に火が通るまで両面焼く
フライパンがテフロン加工なら、油いらずで焼けます。焦げ付きが不安なときはクッキングシートを敷いて焼けばOKです!
りんごの蒸しケーキ
<材料>
りんご ……50g
牛乳 ……90ml
小麦粉 ……100g
ベーキングパウダー ……小さじ1
<作り方>
1.りんごを1cm角に切る
2.小麦粉とベーキングパウダーを合わせる
3.2に牛乳とりんごを混ぜ入れる
4.3を耐熱用器に入れる
5.蒸気の上がった蒸し器に入れて10~15分蒸し、中まで火を通す
蒸し器がない場合は、フライパンにお湯をはり、土台になる耐熱容器を置く。その上に3の容器を置いてフライパンにフタをして蒸せばOKです。
ヨーグルトで生クリーム風にデコレーション
手作りのホットケーキや蒸しケーキをデコレーションしましょう。生クリームの代わりに水切りしたプレーンヨーグルトでもデコレーションできます!
<水切りヨーグルトの作り方>
1.ザルにガーゼを敷く
2.1にプレーンヨーグルトを入れて水分が少なくなるのを待つ(冷蔵庫で約1~2時間)
ヨーグルトは砂糖が入っていないタイプを使います。加糖されているもの、果物が入っているものは赤ちゃんには不向きです。
ケーキは、大人にとっても子どもにとっても特別な食べ物。特にお祝いのときに食べるとその特別感は増しますよね。子どもとケーキを食べるときは、少し子どもの目線に立って何を選べば良いかという視点を持って、ケーキ選びをしてみてください。