しかし、かつやさんは週末にゆうき君と訪れた公園でも、もえさんに頼まれた留守番中でも、スマホに夢中。「スマホをみないで」「目を離さないで」と、もえさんから何度も念押しされたにも関わらず、軽く受け流します。
そして、買い出しの間、かつやさんにゆうき君と2人きりで留守番を任せたもえさんですが、帰宅後、ビー玉を口に入れているゆうき君を発見! しかし、かつやさんはなおもスマホを見続けます。
もえさんは誤飲の危険性を伝えますが、かつやさんは「過保護すぎる」ともえさんを批判。「危ないことから遠ざけたら成長しない」「強い男になってほしいから、少しくらいケガをしてもいい」と自分の育児論を語り、夫婦げんかに発展してしまいます。
その夜もえさんから、子どもの事故についてのURLが貼られたメッセージが届きましたが、「めんどくさいな」とスマホを放り投げ、見ようともしません。もえさんの考え方との違いにいら立ちを覚え、モヤモヤした気持ちばかりが募ります。
ママからの信用ゼロなパパは…
朝、もえさんは出勤前にかつやさんへ、帰宅後の流れを細かく伝えていました。特に強く念を押したのは「お風呂は一秒たりとも目を離さないでね!」ということ。
夕方、かつやさんは保育園へゆうき君を迎えに行き、そのまま帰宅。
もえさんから「先にご飯を食べさせて」と言われていたにも関わらず、お風呂に入ります。
さらに、途中でスマホのマナーモードの振動音に気付いたかつやさんは、ゆうき君をお風呂にひとり残したまま、スマホを確認しに浴室を出て行ってしまうのでした。
▼もえさんにあれほど注意されていたにもかかわらず、お風呂でゆうき君をひとりにしてしまうかつやさん。「少しだけ」「ほんの一瞬だけなら大丈夫」そんな油断が、大きな事故につながることもあります。赤ちゃんや幼児がうつぶせに転ぶと、2~3センチの水深でも溺れる危険性があるので、目を離さないように注意が必要です。
国民生活センターでは、「親が洗髪しているときは子どもを浴槽に入れない」「別の子どもの世話のために浴室を離れる際は、浴室に子どもを残さず一緒に移動する」「子どもたちだけで入浴させない」などの対策が大切だと呼びかけています。
もえさんが安心して任せられるようにするためにも、かつやさんには親としての自覚と危機意識をしっかり持って、言葉だけでなく、行動で責任ある姿を見せてほしいものですね。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。