専業主婦なのにできない自分が…
高齢出産で4人の子どもを育てています。上の子は小学生中学年、下の子は年長さん。にぎやかな毎日ですが、実はここ数年、心のどこかでずっと焦りや自己嫌悪を抱えてきました。
その理由の1つが、「家事が全然うまくならないこと」。10年も専業主婦をしてきて、それなりにやってきたつもりですが、料理も家事も苦手なままなのです。
特に冷蔵庫の中はいつもぐちゃぐちゃ。粉もの(小麦粉や片栗粉、パン粉など)は袋のまま輪ゴムでとめて無造作に突っ込むだけ。いざ使おうとしても「あれどこ?」「またこぼれてる……」とイライラ。そんな自分にまたがっかりして、心がどんよりしていました。
100円ショップの保存容器に出合う
そんなある日、SNSで「粉ものを袋から容器に移すだけで冷蔵庫が劇的に整う」という投稿を見つけました。なんとなくマネしてみたくなり、100円ショップでフタ付きの保存容器を購入。
家に帰って、よく使う粉ものをそれぞれの容器に移し、ラベルを貼って冷蔵庫の1番上の段に整列させてみると、驚くほどスッキリ! たったこれだけのことで、冷蔵庫を開けるたびに気持ちが晴れるような感覚になりました。
さらに、納豆やチーズ、子どもがよく食べるものをケースにひとまとめ。パンに塗るバターやジャムなどは「朝食セット」としてトレーにまとめることに。朝の準備がぐっとラクになりました。子どもたちも「これを出せばいいんだ」とわかるようになり、自分で動いてくれる場面も増えたのです。
冷蔵庫の中が見やすく整ったことで、「もうすぐなくなるな」という気付きも増えて、買い過ぎやストック切れも減少。以前のように「また買っちゃった」と自己嫌悪になることも減りました。
ちゃんとできない自分にやさしくなれた、40代の私の変化
40代は、若さの勢いだけじゃ乗り切れないし、子育ても家事も中だるみしやすい時期だと感じます。体も心も少しずつ疲れやすくなり、「なんで私だけこんなに要領が悪いんだろう」と落ち込む日もあります。でも、100円ショップの保存容器を取り入れたことで、私は「少しずつでも整えられる自分」を発見できました。
自分のやりやすい方法を見つけることで、心にちょっとした余裕が生まれたような気がしています。この小さな見た目の整いが、私にとっては心の安心にもつながっているのです。
まとめ
子育てに追われる毎日。料理が苦手、片付けも苦手、冷蔵庫はぐちゃぐちゃ。そんな自分に嫌気が差していた私が、少しだけラクになれたのは、100円ショップで買った保存容器がきっかけでした。整った冷蔵庫を見るたびに「今日もなんとかやれている」と思える。たとえ小さな工夫でも、自分を肯定できるきっかけになるんだと気付いた今、以前よりほんの少し、自分にやさしくなれた気がします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:岩下カナコ/40代女性。2015年生まれの娘、2017年生まれの息子、2019年生まれの双子の息子たち4児の母。育児に癒やされたり疲れたり、時には自己嫌悪したり。そんな日々を送っている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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