美容液の新品、中古在庫は山ほど!
私の場合、くすみ、シワ、たるみといった年齢肌に直面し、これはなんとかしなくては!とお手入れ方法の見直しを図ることにしました。暇ができると、お小遣いをはたいてはエステに通い、新しい化粧品を試した20代。しかし、努力というのはそんなに長続きしないもの。お手入れが不足したときは、慌てて高価な美容液を買い求めることになります。
そんなことで、化粧品棚は常に選手交代した商品が乱立、しかも高価であるため捨てられず、瓶やケースで混雑していました。
新品や中古の在庫を見ていると、ふと、いつか経済的に気力の面でも続けられない日が来るのでは?と思うようになりました。高価な化粧品でお手入れできていた日と、できなくなった日の差を考えるだけで恐ろしくなります。
ワセリン使用で子どものような肌に!?
とある本で、基礎化粧品を使わないスキンケア法というものを知りました。その本には、肌を甘やかさず本来の力を引き出すこと、お金の節約になることがメリットとして書かれていました。肌の状態が鍛えられて、同時に化粧品の一掃もできそうだと思い、恐る恐る試してみました。
すると案の定、甘やかしていた乾燥肌があらわになり、肌がピーンと突っ張ってしまいました。これは私にとって急激な方法だと感じ、挫折しそうになりました。ですが、さらに読み進めると「ワセリンなら乾燥したところに塗っても良い」と書いてありました。
ワセリンは子どもが小さいころからよく使っていたので、家にも常備していましたし、成長した今でも唇などに塗ってリップ代わりにしていました。少量で保湿できる気がして、天然素材で低価格だということで気楽に、気軽に使用できます。私も子どもにならうつもりで、乾燥した肌に塗ってみることに。
ワセリンは皮膚表面の水分蒸発を防いでくれるもので、インナードライ(肌の内部の乾燥状態)が強い場合は保湿は十分にできないそうですが、私の肌の場合は以前より保湿されていたようでした。子どもの肌には天然素材で安心なワセリン、大人には高価な美容液という私の中の価値観を取っ払った瞬間でした。
夜ベタベタなのに朝にはツルツルに!
今までの基礎化粧品、美容液の代わりに、お風呂上がりにワセリンだけを塗ってそのまま寝ることにしました。寝るときにはかなりベタついた肌になっているのですが、朝起きると比較的サラッとしています。さらに、朝の洗顔時の感想は、「え? ツルツルした気がする!」というものでした。
今まではモチモチ感はあったものの、ツルツル感はあまり感じたことがありませんでした。ちょっと新しい感覚というか、ベタつかず、でも乾燥していない、サラッとした感覚です。顔だけでなく、年齢が出やすい首にも塗ってみましたが、今まで諦めていた皮膚が、なんとなく前よりふっくらした気がしました。まさに、若い自分への返り咲き!と思いましたので、「返り咲き美容法」と名付けることにしました。
まとめ
「子どもには天然素材のもの、大人になったら高価なもの」から、「子どもの肌に接するように、大人の肌にも接する」という考えに変えました。
低コストを実現する方法は、化粧棚の整理にも役立ちました。私の場合は安全に感じられ、十分に保湿されている気がして、しかも低コストで時間短縮にもつながったので、とても満足しています。
これからも夜ベタベタ、朝にツルツル習慣を続け、すっきりした化粧棚を持続したいです。子どものような肌を取り戻す「返り咲き美容法」、私にとっての裏技です。
【久野先生からのアドバイス】
ワセリンは肌質によってはとても良い保湿ケアになりますが、注意点もあります。乾燥肌の方や「インナードライ」と呼ばれる肌の内部が乾燥しやすいタイプの方は、かえって乾燥や肌荒れが悪化することがあります。そのため、ワセリンを使うときは、①自分の肌に合うか少量で試してみる、②使用後にかゆみや赤みが出たら中止する、③状態が改善しないときは皮膚科に相談する、といった点に気を付けると安心です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:戸倉 ゆい/40代主婦。夫、娘の3人暮らし。40代からワークライフバランスを見直し、ステキなアラフィフを目指して現在ライター修行中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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