事件の舞台は職場の健康診断
私が独身時代に勤めていた職場では、年に1回健康診断がおこなわれていました。健診項目は、身体測定、視力、聴力、X線、血液検査というスタンダードなものです。
健診は、仕事の合間を縫っておこなわれるもので、みんな制服姿のまま参加。列ができている健診項目もあったため、「なるべく早く終わらせたい!」と思った私は、トイレに行かずに列に並び、健診を受けていきました。
薄いグレーの制服にはっきりと経血漏れが…
最後の健診項目が終わり、ホッとした私。「お手洗いに行ってから仕事に戻ろう」とトイレに寄ると、なんと、まさかの経血漏れをしているではありませんか!
実は健診がおこなわれたその日、私は生理期間中でした。婦人科の検査の項目はなかったので、健診にも問題なく参加し、いつもと変わりなく過ごしてはいましたが、まだ経血量の多い日だったのです。
それなのに、早く終わらせようと、トイレも行かずに、健診を受けていたら……。この結果を招いてしまいました。
制服は薄いグレーだったので漏れているのも丸わかり。幸い、着替えの制服を持っていたので、その後すぐ仕事に戻れたものの、いつからこの状態だったのかわからなくて……。「もしかして健康診断のときから漏れていたのかも。だとしたら、ほかの人にも見られた?」。そう考えると、ものすごく恥ずかしかったです。
この日以降、万全を期している漏れ対策
振り返ってみても、これは大人になってからの一番の大失態だったと思っています。この日以降、たとえ尿意がなくても経血漏れが起きないよう、可能な限り定期的にトイレでナプキンを取り換えるようになりました。
また、腟口に当てて経血を吸収する新しいタイプの生理用品があることを職場の先輩に教わり、ナプキンと併せて使用して漏れ対策をより万全にしています。
文:にしきあいか/女性・主婦
イラスト:ふるみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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