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「くさい!ヤダ!」新幹線で娘の席に足をかける男性⇒注意しても逆ギレ…すると目撃者が男性に向かって

3年前の夏休み、仕事の都合で夫が不在の中、実家へ帰省するため、3歳の長女と1歳の次女を連れて新幹線に乗車したときの出来事です。長女が「何か変なにおいがする」と訴えるので原因を探るも、おむつでも、食べ物でもありません。そのにおいの正体はまさかのものだったのです……。

 

悪臭の正体に驚愕!犯人は…

窓側の席に座って外を眺めていた長女が、ふいに「ママ、何か変なにおいがするよ……」と訴えてきました。しかし、隣の席に座っていた私には、何のにおいも感じられません。原因は、次女のおむつでも、食べ物でもない様子です。車内の空気がこもっているのが嫌なのかな? と考え、気晴らしにデッキに連れ出してみると、においが気にならなくなったようでした。

 

しかし、座席に戻るとやはり「ここはくさいよ! 嫌だよ!」と訴えます。とはいえ、指定席をとっていたため、席を変えることもできません。そこで、長女と私の座る位置を入れ替えてみると、たしかに鼻の曲がるような悪臭が! 何のにおいかと思っていろいろなところを確認してみると、後ろの席に座る乗客の足が、娘の席にかけられているではありませんか! 強烈な悪臭の正体は、足のにおいだったのです……。

 

 

後ろの50代くらいの男性は、靴を脱いで前の席に足をかけ、悠々と眠りこけていたのでした。私はまさかの事態に困惑しながらも、悪臭をそのままにしておくことができず、眠る男性に話しかけてみることに。

 

「お休み中にすみません。足を下ろしていただけませんか?」と声をかけると目を覚ました男性は、「なんだ、気持ちよく眠っている他人をわざわざ起こすなんて! こっちは疲れているっていうのに小さなことで騒ぐな! だから子ども連れは嫌なんだよ!」と信じられない言葉を浴びせかけてきたのです。

 

もちろん、子どもたちが騒いで起こしてしまったわけではありません。しかし、眠りを邪魔したのも事実で、あまりの剣幕に私がたじろいでいると、通路を挟んで反対側の座席に座っていた年配の女性から、「お話し中に割り込んでごめんなさいね。でも、子どもたちはずっといい子に座っていましたよ。迷惑と言うなら、人の座席に足を乗せている方が、マナー違反で迷惑ではない?」と思わぬ助け舟が! 

 

 

まさか第三者からも言われるとは思っていなかったのでしょう。一瞬バツの悪そうな顔をした男性は、黙って席を立ち、車両を出て行ってしまいました。

 

私が女性に「ありがとうございます。おかげで助かりました」と伝えると、長女も「ありがとう!」と満面の笑みを向けます。すると女性も「お役に立ててよかったわ。新幹線に乗るときは、さっきの男の人みたいに前の席へ足を伸ばさないようにしましょうね。足のにおいをかがれるの、恥ずかしいし」と、冗談まじりに言ってくれ、嫌な思い出を笑い話に変えてくれたのでした。

 

その後男性はしばらくして戻ってきて、次の到着駅のアナウンスが始まると、特に私たちには何も言わず降りる準備をし、次に停車した駅で降りていきました。席に座りづらい雰囲気にしてしまって少し申し訳なく思いましたが、それ以上マナー違反をされることなく子どもたちも快適に過ごせたので、正直ホッとしました。

 

 

公共の乗り物には、さまざまな利用客がいます。その中には、自分勝手で迷惑な行動をする人もいるかもしれません。マナー違反者を反面教師として、自分や子どものマナーにも気をつけていきたいと改めて感じた出来事でした。
 

著者:田村ゆい/30代・ライター。おしゃまな6歳とマイペースな3歳の姉妹を育てる母。夫が単身赴任中のため、毎日ワンオペで奮闘中。賑やかな娘たちと慌ただしい毎日を過ごしている。

 

作画:ひのっしー

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

 

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