リンゴ農家が教えるリンゴの保存方法
今回ご紹介するのは、創業80年の“マルカメ果樹園”4代目「北沢毅/リンゴ野郎」さんがXで投稿していた、リンゴの保存方法。
【リンゴ農家からのお願い】
— 北沢毅/リンゴ野郎🍎 (@kita0244) July 3, 2025
リンゴは…必ず冷蔵庫で冷やして保存を🍎!
リンゴの天敵は「高温」と「乾燥。この暑い時期、常温で置いておくと凄まじいスピードで味や食感が落ちていきます。理想的な保存温度は0-2℃。家庭用の冷蔵庫であれば、野菜室ではなく温度の低い"冷蔵室"の方がオススメです!! pic.twitter.com/I4CDM8vo1Q
なにやら、リンゴの天敵は「高温」と「乾燥」のふたつ。今のような暑い時期には常温で保存すると、凄まじいスピードで味や食感が落ちていくそうなんです。
リンゴの理想的な保存温度は0~2℃。つまり、一般的な家庭用の冷蔵庫の場合は、野菜室ではなくさらに温度の低い冷蔵室で保存するのが正解なんだとか。
北沢毅/リンゴ野郎さんの「リンゴの保存方法」を実践!
では、近所のスーパーでリンゴを買ってきたので、さっそく冷蔵庫で保存してみましょう♪
リンゴを長く保存したい時、ご家庭で出来る最強のやり方はこちら。
— 北沢毅/リンゴ野郎🍎 (@kita0244) December 14, 2024
【キッチンペーパーで包む→ラップして"冷蔵室"へ!】
リンゴの大敵は乾燥と高温。そのふたつを取り除いてあげるだけで全然日持ちが変わります。面倒な場合は、ビニール袋に複数個まとめて入れ、口を縛って冷蔵庫でもOK🍎 pic.twitter.com/Dk4GnYJ4pW
北沢毅/リンゴ野郎さんは、同じくXでリンゴを冷蔵庫で保存する際の詳しい方法も投稿していたので、この方法で実践してみます。
リンゴをキッチンペーパーで包み、
ラップで包んで……
この状態で、冷蔵庫へ……GO!!
これで、リンゴの大敵である「乾燥」と「高温」のふたつを取り除くことができるというわけですね。
どうしても面倒な場合は、ビニール袋に複数個まとめて入れて、口を縛って冷蔵庫に入れておくだけでも良いそうです。
「冷蔵保存のリンゴ」の鮮度は?「常温保存のリンゴ」と食べ比べてみた!
冷蔵庫で10日間保存したリンゴを取り出してみました!
なんだか、買った時より美味しそうになっているのは気のせいでしょうか(笑)?
どこから見てもフレッシュで美味しそうなリンゴ!ですが、これだけを見ても冷蔵保存だからこの結果だったのかは謎のまま。
というわけで、この謎の答えを出してみたいと思います。
私は先ほどのリンゴと同じ日に同じスーパーで、もうひとつのリンゴを買い、そちらは常温で保存していました。
購入から10日間経った「常温保存のリンゴ」と「冷蔵保存のリンゴ」。
どうでしょうか?この距離からでも違いが歴然。買った時は同じ色だったはずなのに、常温保存の方は色が薄くなっています。
常温保存の方は、色だけでなく皮がシナシナしているのも分かります。
皮をむく際にも、手の感覚で新鮮さに違いを感じました。
ですが……アレ?皮をむいてしまうと、あまり違いは分からなくなってしまいました(笑)。
もしかして、美味しさでは違いを感じないのかな?と思って食べてみると……。
風味も食感も、冷蔵保存したリンゴの方が圧勝!私は、特に酸味に違いを感じました。常温保存した方には酸味が感じられず、何となくぼや〜っとした味。
冷蔵保存した方は、非の打ち所がない美味しさでした。
とにかく、リンゴは常温NG
今回は、リンゴの保存は絶対に冷蔵庫だと身をもって学びました。
「これからは、リンゴの保存は冷蔵、保存は冷蔵、保存は冷蔵……」と、念仏のように唱えていると、こんな情報も見つけちゃいました。
マジで何度でも言いますが、【リンゴは冷やして食べて下さい!!】
— 北沢毅/リンゴ野郎🍎 (@kita0244) January 18, 2025
リンゴの甘さを作っている"果糖"には、砂糖と違い「温度によって感じる甘みが変わる」という特徴があるのです。
温かい状態と比べて、冷蔵庫で冷やした場合の甘さは最大1.5〜2倍程度まで上がります。野菜室よりも冷蔵室がオススメ。 pic.twitter.com/3t6B5RbjtH
同じく北沢毅/リンゴ野郎さんのXの投稿です。
なんと、リンゴは冷蔵庫で冷やすと温かい状態のリンゴに比べ、甘さが最大1.5〜2倍程度まで上がるとのことなんです!
どうやら果糖には「温度によって感じる甘みが変わる」という特徴があるそう。なるほど。
リンゴは、保存だけでなく食べる時も冷やすべきだったのですね。なんだか、今まで知らずにいろいろと損してたかも……。
旬のリンゴは、できるだけ新鮮なまま保存して最後まで美味しく食べたいですよね。保存する時も食べる時も“冷蔵”を忘れないでくださいね♪