アペロ?リエット?シャルキュトリーってなに!?
アペロは「アペリティフ(食前酒)」の略で、夕食の前に軽くおつまみをいただく時間のこと。ワインやビールを片手に、家族や友人とおしゃべりを楽しむリラックスした習慣です。
NHK『きょうの料理』で伝説の家政婦・タサン志麻さんが紹介していた「ツナ缶リエットとシャルキュトリー」なら、手軽に立派なアペロタイムが完成しますよ。
リエットは、本来は豚肉などを脂でじっくり煮込んだものをほぐして作るペースト状のもので、フランスではパンに塗ってワインと一緒にアペロや前菜で楽しむ一品です。
今回のレシピはツナ缶とクリームチーズを使うのでとても手軽に作れるのが魅力。
生ハムやサラミに代表される食肉加工品であるシャルキュトリーと一緒に、好きなものを気軽にちょっと豪華に盛り合わせたら、アペロにぴったりなひと皿になります。
タサン志麻さん「ツナ缶リエットとシャルキュトリー」のレシピ
材料(3~4人分)
・ツナ(缶詰/油漬け/小)…1缶(70g)
・クリームチーズ(個包装のもの)…3~4個(55~70g)
・生ハム…4枚
・ロースハム(薄切り/大)…4枚(60g)
・サラミ(薄切り)…30g
・好みのピクルス…適量
・オリーブ…適量
・バゲット(1cm厚さに切る)…適量
・黒コショウ(粗びき)…適量
※生ハム、ロースハム、サラミはお好みのものをご用意ください。
作り方①ツナ缶をボウルにあける
缶汁をきり(缶汁はとっておきます)、ボウルに移します。
作り方②ツナとクリームチーズを混ぜる
①のボウルにクリームチーズを入れ、缶汁を少しずつ加えながらフォークなどで混ぜ合わせます。好みのかたさまで混ぜたら器に入れます。
ツナの繊維感を残しつつペースト状になるようにフォークで軽くつぶす感覚で混ぜるとお店のような仕上がりに!
缶汁の量を少し多めにすると口当たりがよくなりますよ。
作り方③冷蔵庫で冷やす
冷蔵庫で30分以上冷やします。
作り方④黒コショウを振る
上から黒コショウを振ったらツナ缶リエットのできあがり。
作り方⑤盛り付ける
生ハム、ロースハム、サラミ、ピクルス、オリーブ、バゲットとともに盛り付けます。
生ハムは軽くねじったり、ふんわりと立体感を付けて並べるとグッとプロっぽい雰囲気に。
食べてみたら……ワインと一緒にひと口♡
ひと口食べて、リエットのクリーミーさにびっくり!ツナ缶とは思えないなめらかさで、バゲットがどんどん進みます。
ツナの旨味とチーズの香りがふんわりと口に広がって、シャルキュトリーとの塩気のバランスも抜群です。
ピリッと良いアクセントになっている黒コショウがワインともピッタリで、気分はパリの夕暮れ。
このままサンドイッチにするのもオススメです。
レタスやトマトなどの野菜と一緒にパンに挟んだら、子どもと一緒に楽しめる豪華なランチの完成ですね!
フランス式ちょい飲み「アペロ」のススメ
家にあるもので手軽に作れるのに、おしゃれに見えて特別感もある優秀レシピ。家族や友人たちと一緒に楽しむ時間を大切にするフランスのアペロタイムを気軽に取り入れられますね!