ある大雨の日。義母は部屋で避難の準備を整えていました。まる子さんたちは家にいると伝えると「テレビでは避難するように言っている」と譲らない義母。仕方がないので、義母を避難所まで送ってまる子さんは戻ると言うと「ひとりでいられるわけない!」と義母は激怒。何か起こるたびに毎回このやりとりを繰り返していて、まる子さんは何が正解なのかがわからずに困惑しています。
誤操作ではなさそう

1階のトイレは義母の専用トイレ。デイケアに行っている間に掃除をしますが、そのときにチェックするのが温水洗浄便座の操作パネル。水圧・便座の温度ともにMAXになっていました。

義母は直腸脱(直腸の一部または全体が肛門から外に飛び出してしまう状態)なので、水圧MAXはよろしくないだろうと思い、義母に確認すると……。

義母に心当たりはないとのこと。それなら、誤操作……?

温水洗浄便座の取扱説明書を読んで、設定のロックができないか確認しますが、それらしき表記は見当たらず……。気になる注意書きを見つけてしまったので、水圧・便座の温度ともに中程度にすることに。

夕方。設定の変化に気づいたのか、義母から便座が冷たいと言われました。

理由とともに設定を変更したと告げると……。


まさかの激おこ。仕方がないので、再度MAX設定に戻したのでした……。
義母はトイレの回数が多く、入っている時間も長いため、1階のトイレは義母専用トイレとなっています。掃除はデイケアで外出しているときにするのですが、そのときに「温水洗浄便座の水圧」と「便座の温度」のチェックも欠かしません。なぜなら、最近は温水洗浄便座の水圧も便座の温度もMAXになっているから……。
肛門から直腸が飛び出している「直腸脱」が続いている義母。温水洗浄便座の水圧はMAXじゃないと洗った気がしないのかもしれませんが、最高温度の温水で10分以上使うのは、粘膜によくありません。ただ、義母に確認すると温水洗浄便座の設定は触っていないとのこと。もしかすると間違ってボタンを押しているのかも? と思い、勝手に設定が変更されないようロックができないか取扱説明書を確認しましたが、そんな設定はなく……。とりあえず、水圧・便座どちらも中程度の設定にしておきました。
その日の夕方。「トイレの座るところが冷たい」と言ってきた義母。低温やけどやおしりへの負担を考え、温度を下げたと伝えたところ「寒くて使ってられない! 早く全部元に戻して!」とお怒りです……。どうやら義母は、おむつで擦れるため直腸に塗ったワセリンを、温水洗浄便座で洗い流している様子。おかげで、便器の中がベタベタになって掃除もしづらいです。ただ、これ以上押し問答を続けても仕方がないので、水圧も便座の温度もMAXにすることで落ち着きました。
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トイレは、自分なりのルールがある人も少なくないはず。義母の場合、MAX温度の便座に座ってMAXの水圧でたっぷりのワセリンを洗い落とすことが一番快適なのでしょうが、体への負担や掃除のことを考えると、もう少し控えめにしてほしいのが本音ですよね。
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まる子