「辛い、苦しい、でもそれでいいんじゃない?」
駅員の谷川さんに「辛いと思ってもいい」と言われたノゾミ。そう考えたことがなかったため、唖然としてしまいます。しかし、慣れない育児に四苦八苦するのはみんなが通る道、と言われ、張り詰めていた心の糸が次第に解けていきます。
「逃げずにいる自分を褒めてあげて」「頑張っているあなたを娘さんは見ていますよ」と谷川さんが優しく寄り添ってくれ、涙腺崩壊。泣き崩れてしまいます。
隣にいるサクラちゃんの笑顔を見て、ギュッと抱きしめるのでした。
「困ったらいつでも言ってくださいね」谷川さんにお礼を伝え家に戻ると緊急事態に
ノゾミさんが「頑張ろう!」そう決意した矢先、サクラちゃんが発熱。自転車で30分かかる病院へ行こうとしますが、突然の大雨に落胆。ツバサさんに頼ろうとするも電話に出ません。「どうしたらいいの?」と途方に暮れてしまいますが、谷川さんの言葉を思い出し、冷静になってタクシーで向かうのでした。
「突然の発熱」「頼れる人がそばにいない不安」は、どの親にも起こりうること。1人だとどうしても心細いですよね。パニックに陥りそうなときこそ、ノゾミさんのようにひと呼吸おいて冷静になることが大切なのかもしれません。
一方で、ツバサさんのように趣味で出かけるなら、家族からの連絡にすぐ応えられるようにしておくことも父親として大事な役割です。子どもの急な発熱などの緊急事態に備えて、夫婦や家族で“どう動くか”をあらかじめ話し合っておくと安心ですね。