浮かれていた夫の反応は…?
私が会場に現れたのを見て、夫は理解が追いついていないようです。
「こちらの方、どなた?」
カオリさんは、社長夫人に、リンヤさんの妻だとあいさつしました。
そして、その場で、リンヤさんに離婚届を叩きつけ、養育費と慰謝料を請求すると告げます。
「場をわきまえろ!」
慌ててカオリさんを制止しようとするリンヤさんでしたが、社長夫人は「今後のお付き合いのためにも、詳しく聞きたいわ」と笑いかけるのでした。
夫の会社が投資を受けられるチャンスがかかった場で、危険を顧みず離婚を突きつけたカオリさん。その場にいる人々が証人となるだけでなく、社長夫人が助け舟を出してくれたことで、有利な状況になりました。
社長夫人も同じ女性として、カオリさんの追い詰められた様子から、ただごとではないと感じたのではないでしょうか。勇気ある行動が、偶然のめぐり合わせを呼び込んだのかもしれませんね。
よういちさんの連載は、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。