体の関係は減少
彼とは付き合って半年で同棲を開始。もともと体の関係は少なかったですが、そのころからさらに週に1回、2週間に1回と徐々に減っていったのです。
同棲をして1年が経つころには、月1回あるかないかとなり、最終的にはほぼゼロの状態に。
彼は「好きだよ」と言葉では愛情を伝えてくれ、抱きしめてくれはするものの、私としては心が満たされない日々が続きました。
女性としての魅力がないのかと自分を責め、ダイエットをしたり髪型を変えたり……など自分磨きに必死になりました。
勇気を出して伝えた思いを否定されて
外見に変化があるたび、彼はそれを褒めてくれたものの、体の関係に発展することは一切ありませんでした。そのため、思い切って自分から誘ってみることに。勇気を出して伝えると、彼からは「今日は疲れているから」とひと言。拒絶されたように感じ、私は深く傷つきました。
後日、限界を感じた私は、「体の関係がないのがつらい。本当に私のことが好きなのかわからない」と率直に気持ちをぶつけました。
それに対しての彼の返答は衝撃的なものでした。
「女性から誘われるとする気になれない。というか、そんな言葉使っちゃだめ。女性らしくして」と言われたのです。勇気を振り絞って伝えた思いを否定された屈辱感で、私はひとり、朝まで泣き続けました。
無神経な発言がトラウマに
複雑な思いを抱えながらも、その後も彼との交際を続けていました。ある日、何の気なしに結婚と子どもについて尋ねたところ、彼から「子どもは欲しい。そのときになったら1回で子どもは授かれるから」と軽く言われました。
妊娠がそんなに簡単なことだと思っているのか、私の気持ちを理解してくれていないのか。私はこのひと言が本当にショックで、「彼は私のことなど考えていないのだ」ということが確信に変わった瞬間でした。
その後、私たちは2年半の関係に終止符を打ちました。一方的な我慢では恋愛は続かないと痛感した別れでした。レスなことなど、彼にとってはささいなことだったのかもしれません。でも、私にとってはとても重要な問題だったのです。彼から言われた無神経な言葉の数々は、今でもトラウマのように私の心に残っています。
著者:佐藤さくら/30代女性・男の子2人を育てるママ。恋に悩み、喜び、涙した数々の経験をしてきたからこそ書けるリアルな恋愛エピソードを執筆している。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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