毎年ランクインする定番ネームから、その年だけ注目を集めた個性的な名前まで、名付けのヒントになるトレンドを3年分まとめてご紹介します。
【2024年10月】女の子の名前ランキング
1位 結月 (主なよみ:ゆづき)
2位 凛 (主なよみ:りん)※同率
2位 翠 (主なよみ:すい)※同率
4位 陽葵 (主なよみ:ひまり)
5位 紬希 (主なよみ:つむぎ)
6位 彩葉 (主なよみ:いろは)※同率
6位 紬 (主なよみ:つむぎ)※同率
8位 楓 (主なよみ:かえで)※同率
8位 結菜 (主なよみ:ゆいな)※同率
10位 結衣 (主なよみ:ゆい)※同率
10位 澪 (主なよみ:みお)※同率
10位 柚葉 (主なよみ:ゆずは)※同率
10位 結愛 (主なよみ:ゆあ)※同率
2024年10月のトピック
2024年10月生まれの名前ランキングTOP3は、1位「結月(主なよみ:ゆづき)」、2位(※同率)「凛(主なよみ:りん)」・「翠(主なよみ:すい)」でした。「結月」は9月の2位からさらにランクアップして首位を獲得。
注目の名前は「咲茉(主なよみ:えま)」。9月TOP100位圏外から10月は14位へと100ランク以上アップしました。「茉」は「茉莉花(ジャスミン)」に用いられている漢字で、ジャスミンはモクセイ科の植物です。10月の季語「金木犀(きんもくせい)」にちなみ、多く名付けられたのかもしれません。
「ムーンネーム」がトレンド
例年この時期には「月」を用いた「ムーンネーム」が増加します。秋は9月に引き続き空気が澄んでおり、月の出も早く気温も適度で、お月見を楽しむのに最適な季節。漢字ランキングでも「月」は2024年9月16位から、10月は9位へとTOP10入りしており、より多くの赤ちゃんの名付けで用いられたことが分かります。
「楓」を使った「メープルネーム」が増加
例年秋生まれの名付けで注目を集める「楓」を用いた「メープルネーム」。「楓」は、秋に美しい紅葉を見せることから古くから日本人に愛されています。
名前ランキングでは、「楓(主なよみ:かえで)」が2024年9月の15位から10月には8位へ大きくランクアップ。そして「楓佳(主なよみ:ふうか)」はTOP100圏外から19位、「楓果(主なよみ:ふうか)」は89位から24位へ、「楓香(主なよみ:ふうか)」は9月TOP100圏外・「楓菜(主なよみ:ふうな)」は89位からともに47位へと大きくランクアップ。他にも、「楓花(主なよみ:ふうか)」・「楓莉(主なよみ:ふうり)」・「楓華(主なよみ:ふうか)」がTOP100にランクインしました。全43種類の「メープルネーム」が名付けられました。
【2023年10月】女の子の名前ランキング
1位 陽葵(主なよみ:ひまり)
2位 凛 (主なよみ:りん)
3位 結月(主なよみ:ゆづき)
4位 楓 (主なよみ:かえで)
5位 詩 (主なよみ:うた)※同率
5位 紬 (主なよみ:つむぎ)※同率
7位 彩葉(主なよみ:いろは)※同率
7位 紬希(主なよみ:つむぎ)※同率
9位 琴葉(主なよみ:ことは)※同率
9位 陽菜(主なよみ:ひな)※同率
2023年10月のトピック
2023年の女の子の名前ランキングTOP3は、1位「陽葵(主なよみ:ひまり)」、2位「凛(主なよみ:りん)」、3位「結月(主なよみ:ゆづき)」でした。「陽葵」は2022年に続き2023年も年間ランキング首位を獲得し、圧倒的人気がある名前です。
「葉止めネーム」や「ムーンネーム」が人気
名前の止め字に「葉」を用いた「葉止めネーム」や、「月」を用いた「ムーンネーム」に人気が集まる結果となりました。
「葉止めネーム」では「彩葉(主なよみ:いろは)」が2023年9月19位から7位へと順位を上げたほか、「絃葉(主なよみ:いとは)」が9月100位圏外から10月は16位へと大きくランクアップ。他にも、9位「琴葉(主なよみ:ことは)」、11位「柚葉(主なよみ:ゆずは)」、46位「葵葉(主なよみ:あおば)」など、TOP50以内に「葉止めネーム」が5つもランクインしました。
また、例年中秋の名月(月見)の時季である9月から10月にかけて「ムーンネーム」が増加する傾向にあります。3位「結月」のほか、18位「美月(主なよみ:みつき)」、73位「優月(主なよみ:ゆづき)」・「柚月(主なよみ:ゆづき)」、98位「葉月(主なよみ:はづき)」と、TOP100以内に「ムーンネーム」が5つランクインしました。
【2022年10月】女の子の名前ランキング
1位 陽葵(主なよみ:ひまり)
2位 結月(主なよみ:ゆづき)※同率
2位 凛(主なよみ:りん)※同率
4位 楓 (主なよみ:かえで)
5位 彩葉(主なよみ:いろは)
6位 芽依(主なよみ:めい)※同率
6位 結菜(主なよみ:ゆいな)※同率
8位 琴葉(主なよみ:ことは)※同率
8位 莉子(主なよみ:りこ)※同率
10位 詩 (主なよみ:うた)
2022年10月のトピック
2022年10月生まれの女の子の名前ランキング1位は「陽葵(主なよみ:ひまり)」、2位(※同率)は「結月(主なよみ:ゆづき)」・「凛(主なよみ:りん)」でした。
「ムーンネーム」が増加
中秋の名月(月見)の時期である9月から10月にかけて、特に「ムーンネーム」が増えており、「月」は2022年10月漢字ランキング13位でした。
「月」を用いた「ムーンネーム」は、2位「結月(ゆづき)」(9月13位)、12位「優月(ゆづき)」(9月54位)、22位「美月(みづき)」(9月42位)が上位にランクイン。どれも9月に比べて順位が上がっており、10月に多く名づけられています。秋の夜長に美しく光る月を名づけに取り入れる親御さんが多いようです。
「葉」を用いた名前や「楓(かえで)」が増加
「葉」を用いた「葉ネーム」では、5位「彩葉(いろは)」(9月6位)、8位「琴葉(ことは)」(9月42位)の2つの名前がTOP10入り。このほか「柚葉(ゆずは)」、「絃葉(いとは)」、「詩葉(うたは)」といった名前が名づけられていました。月や葉を使った秋ネームは、漢字のイメージやよみの印象から、古風かつ和風な印象に。「レトロネーム」が人気といえます。
また、毎年秋に多く名づけられる名前の一つ「楓(かえで)」も2022年9月18位から、10月は4位へ大きくランクアップしており、季節感を取り入れた名づけがされていました。
◆2022〜2024年の10月に名付けられた女の子の名前ランキングでは、毎年変わらず上位に登場する名前が際立ちました。とくに「陽葵(ひまり)」「結月(ゆづき)」「凛(りん)」「楓(かえで)」「彩葉(いろは)」の5つは、3年連続でトップ10にランクインしており、秋生まれの名付けにおける揺るぎない定番といえます。
また、秋らしい名付けとしては「月」を用いた「ムーンネーム」や、紅葉の美しさを連想させる「楓」を使った「メープルネーム」、さらに「彩葉」「琴葉」「柚葉」といった「葉止めネーム」が人気。これらの名前は、毎年のランキングを彩る10月らしい存在感を放っています。
近年は、定番として愛される名前に加え、秋らしい季節感を映した名前が、秋生まれの赤ちゃんの名付けのトレンドとなっているようです。
ベビーモデル:@flower.boy_lifeさん(べビカレメイト)
<調査概要>
・2022年10月:調査期間:2022年10月1日(土)~10月25日(火)、回答件数:4,738件(2022年生まれの女の子)
・2023年10月:調査期間:2023年10月1日(日)~10月25日(水)、回答件数:4,241件(2023年生まれの女の子)
・2024年10月:調査期間:2024年10月1日(火)〜10月25日(金)、回答件数:4,518件(2024年生まれの女の子)
・調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方