仕事を言い訳に家事も育児もしない夫
<完結>
ナツコさんは、育児に奮闘する中でケンタの受け身な態度にストレスを感じ、一方でケンタは、育児をしているつもりなのに「やっていない」と責められ、心が折れそうになっていました。
この二人には、「お互いの思いや考えを冷静に伝え合う時間」が足りていなかったのかもしれません。相手を思いやる気持ちがあっても、言葉にしなければ伝わらない……。夫婦関係には、そんなことが多いものです。
また、育児は「手伝う」のではなく「一緒にするもの」。どちらかに負担が偏れば、不満や疲労がたまり、やがて関係が壊れてしまいます。そして、育児を一方に任せきりにすると、子どもの安全や成長にも影響を及ぼすことに。万が一どちらかが倒れてしまったとき、安心して子どもを任せられる環境を普段から作っておくことが、家族全体の安心にもつながりますよね。
そのためには、日常の中で夫婦で協力し合うこと、そして「ありがとう」「助かったよ」といった小さな感謝の言葉を素直に伝えることが大切です。子どもの成長をともに喜び合いながら、少しずつ家族の絆を深めていけるとよいですね。
よういちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。