さらに近年は、レトロネームブームの流れもあり、古風で上品な印象を持つ「葉ネーム」が広く人気を集めています。今回は、2025年8月のランキングから注目の「葉ネーム」を紹介します。
1位 琴葉(主なよみ:ことは)
「葉ネーム」1位は「琴葉」。2025年8月の月間ランキングでは7位でした。年間ランキングでは、2024年12位、2023年8位と、近年安定してトップ10圏内にランクインしています。
「琴」は雅楽や和楽器を連想させ、上品でしとやかな響きを持ちます。「葉」と組み合わせることで、自然の美しさと音色が調和するイメージがあり、凛とした気品を漂わせる名前です。
2位 葉月(主なよみ:はづき)
2位は「葉月」。2025年8月月間ランキングでは12位に入りました。7月はランキングTOP100以下でしたが、8月には一気に順位を上げており、8月生まれに人気の名前ということが分かります。
「葉月」は旧暦8月を表す言葉そのもので、四季を重んじる日本らしい名付けとして長く親しまれてきました。夏の終わりから秋の気配を感じさせる響きは、まさに8月生まれの女の子にぴったり。近年のレトロネーム人気とも重なり、季節感を大切にしたいという親御さんの思いが表れた名前といえるでしょう。
3位 柚葉(主なよみ:ゆずは)※同率
同率3位は「柚葉」。年間ランキングでは2024年27位、2023年25位と安定して人気の名前です。
「柚」は香り高い果実のゆず、「葉」は自然を象徴する字。組み合わせることで、さわやかで清らかな印象を与えます。秋冬に向けて人気が高まる傾向もあり、季節のイメージとも重なる名前です。
3位 彩葉(主なよみ:いろは)※同率
同率3位は「彩葉」。2025年8月月間ランキングでの順位は20位でした。年間ランキングでは2024年17位、2023年20位と安定して高い人気を誇ります。
「彩」は色どり、「葉」は自然を意味する漢字。組み合わせることで「色づく葉」を思わせ、紅葉のような華やかさを感じさせます。「いろは」というよみは、日本の古典的な仮名・いろは歌に通じ、物事の始まりや基本という意味もあることから、誠実で芯のある人に育ってほしいという願いが感じられます。
5位 絃葉(主なよみ:いとは)
「絃葉」は5位にランクイン。2025年8月月間ランキングでは20位で、7月は50位。近年着実に順位を上げてきている名前です。年間ランキングでは2024年36位、2023年63位でした。
「絃」は楽器の糸を意味し、音楽や芸術の香りを漂わせます。「葉」と組み合わせることで、自然と音色が調和するイメージに。近年の新しいトレンドを代表する「葉ネーム」です。
6位 涼葉(主なよみ:すずは)
6位は「涼葉」。2025年8月は31位にランクインしました。
「涼」は冷たくてさわやかな風や気温を表す夏の季語です。「葉」と組み合わせることで、風に揺れる青葉を思わせます。また、「すず」という響きには、風鈴のような音の清らかさや心地よさがあり、夏生まれの女の子にぴったりの季節感あふれる名前です。
7位 結葉(主なよみ:ゆいは)
7位にランクインしたのは「結葉」。2025年8月月間ランキングでは51位に入りました。
「結」は人とのつながりやご縁を意味します。「葉」と合わせることで、自然の生命力と調和する、温かみのある名前に。やわらかい響きが親しみやすさを感じさせます。
8位 双葉(主なよみ:ふたば)※同率
同率8位は「双葉」。芽吹いたばかりの二枚の葉を意味し、新しい命のはじまりや成長を象徴する名前です。
未来へと伸びていく希望のシンボルとして親しまれており、シンプルながら素朴であたたかい響きを持ちます。
8位 心葉(主なよみ:ここは)※同率
同じく8位には「心葉」がランクイン。「心」と「葉」を組み合わせることで、やさしさや純粋さを感じさせる名前に。
「ここは」という響きは柔らかく親しみやすく、ナチュラルで温かな印象を与えるのも人気の理由です。「自然と調和するように健やかに育ってほしい」という親御さんの願いが込められているような名前です。
▼2025年8月は「琴葉」「葉月」「柚葉」といった定番人気の名前に加え、「涼葉」「絃葉」など新しい響きの名前が伸びてきました。旧暦で「葉月」と呼ばれる8月は、まさに「葉」の字が注目される季節。レトロさと季節感をあわせ持つ「葉ネーム」は、今後も長く親しまれていくでしょう。
photo:@baby_ririririさん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年8月1日(金)〜2025年8月25日(月)
回答件数:3,898件(女の子)