今にもぐずりそうな息子にお手上げ
はじめはご機嫌でしたが、1時間を過ぎたころには、さすがに飽きてしまった様子の息子。何度も「まだ?」と聞かれ、おやつもだめ、アニメもだめで、今にもぐずりだしそうな息子に私は困り果ててしまいました。
そのとき、通路を挟んで隣に座っていた20代くらいの女性が「ちょっと遊んでもいいですか?」と声をかけてくれたのです。突然、声をかけられ驚きましたが、指定席で女性の隣には誰も座っていなかったため、私はお言葉に甘えて息子を女性のところに行かせてみることにしました。すると……?
女性は慣れた様子で「お姉ちゃんのまねをしてみて」と手遊び歌を始め、息子は超ご機嫌に。はじめは少し緊張気味の息子でしたが、どんどん表情がほぐれて、結局到着までの30分間お姉さんと手遊びをして遊んでもらっていました。
あと一駅で着くころに息子が戻ってきて、タイミングよく車内販売のワゴンが来たので、私はコーヒーとお菓子を購入し、それを女性に渡して、お礼を伝えました。女性は「大したことしていないのに」と言っていましたが、息子がぐずらなかったのは間違いなく女性のおかげ。とても助かったと改めて伝えると「ではありがたく」と受け取っていただけました。
子連れでのお出かけでは、いつも周りに迷惑をかけないか不安で、息子が泣き出すと申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます。たまたま隣に座っていた女性から、思いもよらぬ親切な対応をしてもらい、心があたたかくなった出来事でした。
著者:安藤あかね/30代・女性・会社員。男の子1人を育てるワーママ。フルタイム勤務。
イラスト:あま田こにー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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