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「うるせえぞ!」隣のヤンチャ娘が突然一喝!井戸端会議が消え、妻の心がほどけた日【体験談】

「うるさい!」と怒鳴ったのは、朝ごはんを作っていた妻でした。妻が怒鳴った理由は、隣に住む少しヤンチャな女の子が、マフラーを改造したバイクで帰ってきたからです。

バイクの騒音にピリつく妻

妻は窓を閉めたまま怒鳴ったので、外に声が漏れることはありませんでした。隣家のガレージと妻がいる台所はすぐ隣同士。更年期に入り、ささいな音にもイライラしてしまう妻の気持ちは、私にも理解できるものでした。

 

ただ、その女の子が帰ってくるのは、多くても月に1〜2度ほど。私が会うと、明るく「おじさん、おはよう!」とあいさつしてくれるので、むしろ好感を持っていました。ところがその話を妻にすると、「あなたは男だから、気にならないだけよ」と言うのです。

 

井戸端会議を強制終了させたのは…

朝食を作り終えた妻が、今度はぶつぶつと文句を言い始めました。家の前で、近所の奥さま方がゴミ出しのついでに井戸端会議をしており、長話が続いていてゴミを出しに行けないと言うのです。週に何度も同じ光景があるため、「代わりに出してこようか?」と私が申し出ると、「男のあなたがゴミを出したら、影で何を言われるかわからないわよ」と妻は首を横に振りました。

 

10分経っても20分経っても、奥さま方は楽しそうに立ち話を続けていました。そんなとき――突然、隣家の窓がガラガラッと勢いよく開きました。

 

「うるせえぞ! 早く帰れ!」

 

怒鳴り声の主は、あのヤンチャな女の子でした。驚いた奥さま方は、蜂の巣をつついたように一斉に帰っていき、それ以来、わが家の前で井戸端会議が開かれることはなくなりました。

 

 

女の子への心証が変わった日

この一件がきっかけで、妻の心境に変化がありました。以前は「遠くの親戚より近くの他人」という言葉に半信半疑だった妻ですが、今では隣の女の子を心強く思うようになったのです。バイクの音が聞こえると、「今日も無事に帰ってきたんだ」と安堵するまでに変わりました。

 

さらに、妻が先に女の子へあいさつをするようになると、不思議なことにバイクの音がしなくなりました。どうやら騒音で迷惑をかけていたことを気にして、家の近くではバイクを押して帰ってくるようになったようです。

 

まとめ

人はこうして少しずつ成長していくのだと、しみじみ感じた出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:八木ナオ/50代男性・会社員。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

※一部、AI生成画像を使用しています

 

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シニアカレンダー編集部

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