男性「家事や料理ができる女ってさ…」
会場では、参加者がプロフィールカードを書き、まずはそれをもとにグループごとの自己紹介が始まりました。緊張の中、私も自己紹介をし、次の男性の番に。すると男性は、自分が考える結婚生活として……
「結婚してからは、妻は何もせず、家にいてくれることが理想です」
と語り始めました。聞いていた参加者たちが「えっ……?」と一瞬、困惑のような空気になりましたが、彼は、「料理や掃除もできない妻が欲しい。できる女と結婚したら口うるさそうだし、面倒くさいでしょ」「家事をしない妻が一番だよ」と続けて……。
周りにいた参加者たちは黙ってしまい、私も驚きで何も言えませんでした。その後は言うまでもなく、なんだか変な空気に。私は逃げるようにお手洗いへ行くしかありませんでした。
ただ、トイレから戻ったあとは切り替えて、別の参加者との会話を楽しむことができました。
結婚相手に家のことはしてほしくない……ということは、彼は自分で納得のいく家事をしたいタイプなのだと思います。きっとこだわりが強い人だったのでしょう。
中には「家事をしなくていいなんてラクじゃん」と思う方もいるかもしれません。でも私の場合は、そうは思わなかったですし、もし価値観の相違があった際、彼とは「価値観をすり合わせることはできないだろうな」と感じてしまいました。
婚活の場にはさまざまなタイプの人がいるもの。無理に合わせる必要はなく、自分に合った相手を見つけることが大事だと感じた初めての婚活パーティーとなりました。また、自分がどんな結婚生活を想像しているのか改めて考える機会にもなりました。
著者:あい うえこ/30代女性・子どもは4歳で女の子。時短だが会社員。趣味は音楽を聴くこと。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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