ついに、これまでのことを告白
産休に入る先生へのプレゼントが、自分の知らないところで渡されていたことを知ったユズハさん。
ミカさんとモモさんに経緯を聞いたところ「ユズハちゃんは仕事の都合で来られなくなった」と、カキエさんが2人に説明していたことが判明しました。
その日、ユズハさんの仕事はいつもどおり終わっていたので、すこし早めにスクールに行って、一緒にプレゼントを渡すことはできました。何も知らされていなかったので、カキエさんがわざとユズハさんに声をかけなかったのは明らかです。
そのことを、ユズハさんはモモさんとミカさんに話しました。
「カキエさん、なんでそんなウソついたんだろう……」
事実を知って、戸惑っているモモさんたちに「実はですね……」と切り出し、ユズハさんは今までカキエさんにされたことをすべて話しました。ユズハさんの話を聞いた2人は、ニコニコしていて協力的に見えていたいつものカキエさんとの違いに驚きを隠せません。
「在宅ワーカーのくせに、外で働く2人と同じワーママとして振舞っているのが気に食わないみたいなんですよね……」と、ユズハさんが言うと「ええ! なにそれ!」とさらに驚いている様子。
すると、そこにタイミングよくカキエさんがやってきて3人に声をかけてきました。
口をきかないと宣言したはずなのに挨拶をされ、ユズハさんがすこし戸惑っていると、すかさずミカさんがカキエさんのもとに駆け寄り、今日のことをあらためて確認してくれたのですが……。
「あれ? 用事あるって言ってなかったっけ? 私の勘違いだったかも!」と、カキエさんは悪びれる様子もなく答えたのでした。
◇ ◇ ◇
人間関係で悩んだとき、つらい気持ちを一人で抱え込まず、ユズハさんのように信頼できる人に思い切って打ち明けることも、時には大切かもしれませんね。今まで、ユズハさんとカキエさんの1対1の対話ではけんかになってしまっていましたが、モモさんとミカさんが加わることで、第三者の目線からいろいろとカキエさんに状況を聞いてくれて、問題の解決につながっていきそうです。
一方で、カキエさんのように自分の感情を優先しすぎると、知らないうちに周囲との関係がぎくしゃくしてしまうことも。周りとよい関係を築いていくためには、お互いを思いやる気持ちや、ていねいに向き合う姿勢が大切ですね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。