定食屋で娘が泣き出し…隣の席の人が!?
料理が運ばれてきたので、私は娘を抱っこしながら食べ始めました。ところが途中で娘が泣き出してしまい、食事を中断して立ってあやすことに。何も気にせず食事をしている夫にイライラしながらも、「ここで喧嘩したらせっかくの旅行が台無しになる」と思い、必死に我慢していました。
すると、隣の席の方から「すみません……ちょっといいですか?」と声をかけられました。泣き声が迷惑だったかなとドキッとしたのですが、その方は「良ければ食べ終わるまで娘さんと遊ばせてもらってもいいですか?」とおっしゃったのです。
驚きつつも申し訳ないので一度はお断りしました。すると「私が娘ちゃんに遊んでもらいたいんです!今ちょうど、家族が食べ終わるのを待っているところだから。お母さんも大変でしょう?」とやさしく言ってくださり、娘をお願いすることにしました。
その方に抱っこされ、話しかけられた娘は最初こそきょとんとしていましたが、泣き止んで、やがて笑顔に。私は久しぶりにゆっくり外食を楽しむことができました。喧嘩寸前だった旅行が、その女性のおかげで最高の思い出に変わったのです。
私はこれまで、娘が電車やお店で泣くと「うるさいと思われているだろうな」「申し訳ないな」と、ネガティブなことばかり考えていました。でも今回の出来事で、手を差し伸べてくれるやさしい人もいるのだと気づき、少しポジティブに考えられるようになりました。
◇ ◇ ◇
子どもが泣くたびにママが立ち上がるのではなく、夫婦で声をかけ合うことで、外出の時間がお互いに楽しいものになるはず。少しの気遣いで旅行の思い出も変わってくるので、「大丈夫?」「代わるよ」といった声かけをするなど、思いやりのある行動を心がけたいですね。
著者:前田なみ/20代 女性・パート。1歳の女の子を育てる母。趣味は音楽を聴くこと。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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