運命のような出会い
職場に出会いがなかった僕は、同僚に勧められて結婚相談所に登録。「本当に素敵な女性と出会えるのだろうか?」と不安を持ちながらも、婚活を進める準備をしていました。
そんなある日、道を歩いていると、歩行者と自転車で接触事故があったよう。僕が「大丈夫ですか?」と近づくと、ちょうど同じタイミングで、女性も「どうしましたか?」と近づいてきました。
彼女はA子さんという名前で、一緒に救助活動をおこない、一段落したタイミングで、念のため連絡先を交換しておくことに。後日、彼女にお礼の連絡をすると、その後もしばらくやり取りが続き、なんと、彼女も僕と同じ結婚相談所に在籍していることがわかったのです。
僕たちは意気投合し、結婚相談所のスタッフに連絡して改めてお見合いを組んでもらうことに。お見合い後は、数回のデートを重ねました。
ばったり元カノに遭遇
そんなある日のデートのことです。僕とA子さんは、公園でお弁当を食べながらのんびりしていました。すると、ばったり僕の高校時代の元カノに会ってしまったのです。元カノは美人ではあったものの、自分よりも格下だと感じた人のことを見下す性格で……。
大人になってからもそれは変わっておらず、僕とA子さんの顔を見ると、「冴えない顔ね(笑)」と発言。続けて、「やっぱり、あなたとは別れて大正解だった」「あなたにはこのくらい地味で残念な顔の子がお似合いね」と嘲笑ってきました。
A子さんのことを悪く言われるのは許せず、僕は大きな声で「用がないなら帰ってくれ」と怒ってしまい……。元カノは驚きながら、その場から立ち去ったのでした。
結婚相談所でまさかの鉢合わせ
それから1カ月後、僕とA子さんは真剣にお付き合いすることを決意し、2人で相談所のスタッフの元へ。しばらく3人で雑談をし、お礼を言って帰ろうとしたとき、事務所に元カノが入ってきたのです。
彼女も同じ相談所に登録していたよう。しかも彼女の隣には見知らぬ男性がいました。彼は元カノの婚約者だそうで、2人は退会の手続きをするためにやってきたとのこと。
元カノによると、婚約者は大企業・B社に勤めるエリートだそう。それを聞いた僕は、「僕もB社と同じ業界の人間です! 最近、B社のニュースをよく目にしますが、大丈夫ですか?」と思わず質問してしまいました。
すると、彼の顔はどんどん曇っていき……。僕が「まずいことを聞いてしまった」と反省していると、元カノは「どういうこと? 安定した職業って言うからあなたと婚約したのに、話が違う!」と怒り出したのです。
僕は慌てて元カノをなだめようとしますが、元カノは「将来性がないならこちらから願い下げよ!別れましょう」と言い出し、なんとその場で婚約破棄に。1人で事務所から出て行ってしまったのでした。
婚約破棄した元カノは…
その数カ月後、僕とA子さんは婚約。再び相談所のスタッフにお礼を言いに行き、元カノの様子を聞くと、元カノはあれからより相手選びの条件が厳しくなり、手に負えなくなったそう。最終的に元カノは、「私がいい相手に出会えないのはこの相談所のせい」と言って、辞めていったとのことでした。
一方、僕とA子さんは両親へのあいさつや結婚式の準備で大忙し。これから2人で、幸せな家庭を築いていきたいです!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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