汚れた下着を見た母は…
私が初潮を迎えたのは11歳のときでした。まだ生理について知らず、起きたら下着が経血で真っ赤になっていてビックリ。すぐに母に言えばよかったのですが、「怒られたら嫌だな……」と思い、下着だけ替えて何も言わずに学校に行きました。
すると、数時間後、母が学校にきたのです! このときの私は「どうして?」とびっくり。母は私の汚れた下着を見て、初潮を迎えたことを把握し、サニタリーショーツやナプキンを持ってきてくれたのです。
母に言えなかった私ですが、母は私の体の変化をすぐに察知してくれました。その後は、母に女性の体のしくみなどを教えてもらい、生理というものを自分なりに理解できたと思います。
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初潮を迎えた際の初期行動は人それぞれで、すぐに親に言える子もいれば、恥ずかしさなどから言えない子もいると思います。そう思うと、子どもが初潮を迎えた際に困ってしまわないために、日ごろから親子間で生理についてコミュニケーションをとることが大切なのかもしれませんね。
著者:上田真美/50代女性・独身。職業はアルバイトで趣味は音楽鑑賞です。
イラスト:藤まる
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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