炊き込みご飯の素、これはやっちゃダメ!
丸美屋食品工業株式会社の公式サイト内の「Q&A」の中に「釜めしの素を入れて炊く場合、早炊きモードで炊いてもいいですか?」という質問がありました。
丸美屋さんによると、
早炊きモードはお止めください。
お米に芯が残ってしまうなどの炊飯不良の原因になります。(丸美屋食品工業株式会社)
なるほど、早炊きモードはダメなんですね。
炊き込みご飯の素を使えば具材を用意しなくていいし、早炊きモードならもっと時短できる!と喜んでいる場合じゃなかった……。
きちんと美味しく炊くためにも、早炊きモードを使うのはやめましょう。
他にも気をつけたい!炊き込みご飯のNG
炊き込みご飯には具材が入っているので、ご飯のみを炊くときとは違う落とし穴がいっぱい。
管理栄養士でライターの安達春香さんが、炊き込みご飯を作るときに避けたいNG行動を教えてくれました。
NG①「予約炊飯」で菌がモリモリ増殖
夜にセットして朝炊き上がるように予約するのはとっても危険!
炊き込みご飯はお肉や野菜など、傷みやすい具材を使うことが多いので、数時間常温に置くと菌が増えやすいんです。
「菌が増えたとしても火を通したら死ぬんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、100℃で加熱しても生き残るしぶといヤツもいます。
食中毒を防ぐためにも、予約機能はお米専用と考えておきましょう。
NG②「朝まで保温」で危険度アップ!
夜に作った炊き込みご飯を保温して「明日の朝に食べようかな〜」なんてことも絶対NG!
一般的な炊飯器の保温は、菌が繁殖しにくい約60〜75℃に設定されています。でもこれは、あくまで「繁殖しにくい」だけ。
100%安全なわけではないので、長い時間炊飯器に入れっぱなしにすると食中毒を引き起こす原因にも……。
また、調味料の塩分で炊飯器の金属やパッキンが劣化することもあるため、食べない分はすぐに取り出しましょう。
余ったものは1膳ずつラップや保存容器に小分けして、粗熱を取ってから冷凍保存してくださいね。
炊き込みご飯の素は、パッケージの表示通りに使おう
手軽さが魅力の“炊き込みご飯の素”ですが、時短したいからといって早炊きモードで炊くのはNG!
いつもご飯を炊くときと同じ感覚で炊飯してしまいがちなので、気をつけたいですね。
必ずパッケージの表示通りに使い、炊き込みご飯を美味しく楽しみましょう。