ナプキンが嫌いだった私
私は以前から、生理がくるたびブルーな気分になっていました。経血量が多く感じていて、何度もナプキンを交換しなくてはいけないことがストレス。さらに敏感肌でもあるため、経血のついたナプキンをしばらく着けていると、デリケートゾーンがかゆくなってきて……。そのため、生理のときはいつも憂うつで仕方がありませんでした。
社会人2年目、22歳か23歳ごろだったかと思います。毎回、生理で憂うつになっている私を見かねたのか、母が「ある物」をすすめてきました。
それは、タンポンです。存在自体は知っていましたが、「怖い」という漠然としたイメージを持っていたため、これまで使うことを避けていました。
タンポンを試してみたら…
母がせっかくすすめてくれたので、恐怖心を抑えてタンポンを使ってみました。
すると……なんとまぁラクなことか! 経血量が多い日でも、4~5時間に一度交換すれば大丈夫になったのです! それに、経血がデリケートゾーンにふれないため、かゆみがだいぶ軽減!
地味にうれしかったのは、入浴前後に経血が垂れてしまうストレスから解放されたこと! ナプキンを使っていたころは、下着を着脱するときや浴槽から出るとき、経血量の多い日だと経血がポタポタと床に垂れてしまうことがありました。それに、体を拭くときに経血でタオルを汚してしまわないか気になって、焦ってバタバタと体を拭くこともしばしば。実際、タオルを汚してしまって、仕方なくコッソリ洗ったことも何度かありました。
だけど入浴前にタンポンを挿入しておけば、そんな不安は解消! タンポンを使うようになって生理中の不快感が格段に減ったため、これからもタンポンを使い続けていきたいです。
怖いイメージがあって敬遠していたタンポンでしたが、使い方をきちんと守れば強い味方になる存在であることがわかりました! これからも付き合うことになる生理なので、少しでも今より快適に過ごせるなら、いろいろな生理用品を試してみたいなとも感じ、改めて生理について考える機会にもつながりました。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
文:大川なつみ/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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