仕上がりとレシピを見ただけで、味見したくなるじゃないか
NHK『きょうの料理』の中で、料理研究家・和田明日香さんが紹介してくださった料理です。
さつまいもの細切りをかたくり粉でサックリと香ばしく焼き上げるのだそうです。さつまいものホクッとした食感とやさしい甘さを、甘じょっぱい味わいでいただくのですって。
聞いただけで食べたくなりますよね。ねぎと豚肉も入るのだそうです。どんなものに仕上がるのか、楽しみに作っていきたいと思います。
和田明日香さん「さつまいものお好み焼き」のレシピ
材料(2人分)
・さつまいも…1本(200g)
・細ねぎ…4本
・豚バラ肉(薄切り)…100g
・ポン酢しょうゆ…適宜
・マヨネーズ…適宜
・スイートチリソース…適宜
・塩…少々
・こしょう…少々
【A】
・かたくり粉…大さじ2~3
・塩…少々
・砂糖…少々
作り方①具材の準備をする
さつまいもは洗い、皮ごと7cm長さの細切りに、細ねぎは7cm長さにします。
豚肉は一口大に切りましょう。
作り方②さつまいもとねぎに片栗粉と調味料をまぶす
ボウルに【A】を順に入れて混ぜ、さつまいも、細ねぎを加えて混ぜましょう。
粉と塩、砂糖だけで、水分が入らないのが不安です。まとまる感じが全くないのですよ。大丈夫なのか!?
作り方③豚肉を焼き、さつまいもとねぎのタネも広げて焼く
フライパンに豚肉を並べて塩・こしょうをふり、中火にかけます。
脂が出たら②を肉の上に広げてへらでならし、ふたをして5分間焼きましょう。
上下を返し、再びふたをして3分間焼いたら完成です。全体がくっついて、なんとなくいい感じになってきました。
とはいうものの、カチッと全体がかたまるという感じには最後までならなかったので、ひっくり返すのも取り出すのも、なかなか難しかったです。
食べやすく切って器に盛り、好みでポン酢しょうゆ、マヨネーズ、スイートチリソースをつけていただきましょう。
カリッとしたさつまいもの食感!最高!
まとまりは微妙だったのですが、なんとも楽しげなお焼き的なものが出来上がりました。早速いただいてみます。
カリッと焼けたさつまいもの、ふっくらねっとりした甘みに、ねぎの味わいと豚肉の塩気が混じります。食べたことのない感じ。何もつけなくても十分にいただけます。これは、後を引くぞ。
ポン酢、マヨネーズ、スイートチリソース、それぞれ試してみると、それぞれに違う味わいで、また味の表情が変わって楽しいです。
個人的にはポン酢が一番しっくりきましたが、これは、お好みですね。若い人たちは、スイートチリソースもマヨネーズも合うと言って気に入っていたようでした。
焼く前のタネに水分を加えてしまったら、きっとこのカリッとした食感は出なかっただろうと思われるので、あの不安な感じで正解だったのですね。
水分量の多いさつまいもだったら、もう少し上手に出来たのかもしれません。
ちびちび食べて、心楽しいひと皿が完成
ご飯のおかずになるかと言われると違うけれど、つまみながら、延々と食べられるし、お酒にも合いそうです。みんなで囲む食卓にあると、大人気になりそうな一品。
こんな風に芋を細切りにして重ね、ジュっと焼き色がつくまで焼くのは、何かに似てると考えて、ハッシュブラウン(またはハッシュドポテト)に思い至りました。なるほどね。
でも、さつまいもは、焼くと甘くなるのがまた格別なんだなぁ。
自然な甘みにちょっとしょっぱさが加わって、焼き芋でもない、蒸し芋でもない、立派な料理になった残り物のさつまいもがとても愛おしく思えたのでした。
冷蔵庫に1本、所在なげに残っているさつまいもがあったら、ぜひ一度作ってみてください。新たなさつまいもの魅力を発見できること間違いなしですよ!