知らなきゃ損!?五ツ星お米マイスター直伝のお米の炊き方
番組内で教えていたのは「五ツ星お米マイスター」の資格を持ち、全国に65人しかいないお米のスペシャリスト・牧野基明さんです。
お米をおいしくするカギは意外にも“洗い方”にあるんだそう。普通は、お米をボウルに入れてから水を注ぐ洗い方をしますよね。
しかし牧野さんの方法は逆で、きれいな水を先に用意してから、その中にお米を入れるのだとか。気になるので、さっそく試していきましょう。
牧野基明さん「お米の炊き方」のレシピ
材料(米3合分)
・米…3合
・水…適量
実際に試したのは3合分ですが、もちろんお好みの量でOKです。
作り方①ボウルにきれいな水とお米を入れる
まずボウルや鍋にきれいな水を入れ、その中にお米を加えましょう。
お米に水を入れると、水は真っ白に濁ります。
その濁った水をお米が吸ってしまうのですが、先に水を張ってから入れると、汚れは水面に浮かび、底に沈んだお米にはきれいな水だけを吸わせることができるそうです。
汚れが浮いた水はそのまま流して捨てます。
作り方②お米を洗う
その後は通常通り、お米をやさしく洗いましょう。
澄んだ水をしっかり吸ったお米は、炊き上がりも透明感のある仕上がりになります。
作り方③水を加えて炊く
お米の量に合わせて同量の水を入れます。お米を洗うと吸水して膨らむので、その分の水を足しましょう。
今回は3合分のお米を洗ったところ、吸水してふっくらと膨らみ、量はおよそ3.75合ほどに。そのため、お水も3.75合になるように量って加えました。
あとは炊くだけで完成です。
【実食】ごはんの見た目アップ!
さっそく炊きたてのごはんを茶碗によそってみました。
湯気がふわっと立ちのぼって、見た目はツヤツヤ。とてもきれいで食欲をそそります。
ひと口食べてみると……正直なところ、普段のごはんと劇的な違いがあるわけではありません。「いつも通りかな?」というのが率直な感想です。
でも、お米は最初に吸う水で味が変わるという考え方はすごく新鮮。
知っておくだけでもちょっと得した気分になりますし、いつもの炊飯を丁寧にしたくなるきっかけになりました。
毎日のごはん作りに、ちょっとした意識がプラスされるのはうれしいですね。
試してみて!
ごはんの魅力をもっと味わいたい。そんな思いも、洗い方ひとつで変わると思うと試してみたくなります。気になった方は、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。