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「こないで!吐き気!」つわりを断固拒否!ママの思いが想定の範囲外!

「つわりがひどいと赤ちゃんはパパ似になるらしい」「つわりがつらいのは、自分と異なるパパの遺伝子を体が拒否しているから」——そんな噂を耳にしたことはありませんか?

どうやら「自分とは別の人間であるパパの遺伝子が強く働くほど、その拒否反応としてつわりが重くなる。パパの遺伝子が強いということは、赤ちゃんがパパ似になる」というのが、この噂の出どころのよう……。

ママたちの間で語り継がれるこの噂。つわりの原因はホルモンバランスの変化などが関係すると言われていますが、いまだ解明されていない部分も多いことから「もしかして本当なのかも?」とうっすら信じていました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師天神尚子 先生
産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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似てほしいからこそ……

私には「赤ちゃんは自分に似てほしい!」という願望がありました。そのため「私のつわりは軽い! だからパパには似ていない!」と思うようにしていたのです。

 

私が願った通り、生まれた息子は私に似ていました。今では、性格までも私に似ています!

 

今思えば、そんなふうに気持ちをコントロールしなくても比較的つわりは軽めだったのかもしれません。でも、この思い込みのおかげで軽く済んだのであれば、私はラッキーだったと思います。(あおひまさんの体験談)

 

噂の真相を調査したところ…

「つわりがひどいと赤ちゃんはパパ似になるらしい」という噂、実際のところはどう足ったのか、297人のパパ・ママにアンケート調査を実施しました。

アンケート

その結果「つわりがキツかった」と回答したママは124人。その中で「赤ちゃんはパパ似だった」と答えた人は73人(約59%)と、半分よりやや多い、というデータが出ています。この数字は統計的に見れば“偶然の範囲内”といえるレベル。明確な関連性があるとは言えませんでした。

 

では、この噂を医師はどのように考えているのでしょう。産婦人科の天神尚子氏お話をうかがいました。

 

 

医師の見解は?

医学的には、つわりの重さと赤ちゃんがパパに似るかママに似るかは、まったく関係がありません。つわりの症状は、妊娠によるホルモンバランスの変化や体質、精神的なストレスなどさまざまな要因で個人差が生じます。

 

一方、赤ちゃんの顔立ちは遺伝子によって決まるもので、両親それぞれの遺伝情報がどのように組み合わさるかによって決定されます。遺伝子の組み合わせがつわりの症状に影響を与えることはありえません。

 

また、赤ちゃんの顔立ちの判断自体も主観的なもので、成長とともに変化していくため、「どちらに似ているか」を正確に判断することも難しいと言えるでしょう。/三鷹レディースクリニック院長 天神尚子氏

 

♢♢♢♢♢♢

 

医学的な裏づけはなくても、ジンクスを通して気持ちを整えたり、前向きになれたりすることがあります。妊娠中の不安な時期だからこそ、前向きな思い込みがママの支えになるのかもしれませんね!

 


■調査概要

調査タイトル:「噂の真相」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年9月9日(火)〜9月17日(水)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方 297人

 

※AI生成画像を使用しています

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