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「新しい嫁と住むから離婚で!」マイホーム完成と同時に追い出された私→別れた1年後…元夫に悲劇が?

いよいよ、マイホームを持つことにした私たち夫婦。しかし、夫は自分の要望ばかりを主張し、生活動線など、家事を担う私の意見はまったく取り入れてくれません。

家計のやりくりでも温度差は広がりました。私は食費や光熱費を見直して節約に努めていたのに、夫は外食や飲み代を抑えようとしません。

 

私が節約に協力してほしいとお願いすると、「付き合いは仕事だ。口出しするな」と言われました。それなのに、私には「食費を抑えろ」「電気代を抑えろ」と、節約するよう言ってくるのです。

 

そうして私は、マイホームを建てようと決めた日から今日までの約2年間、口出しを控え、ひたすら節約を続けました。

 

 

ついにマイホームが完成!しかし…

「念願の一軒家が完成したね!」
私は、新居のカーテンを何色にしようかと胸を躍らせていたのですが、夫から信じられない言葉を告げられたのです。

 

「悪いけどお前の部屋はない」
「新しい嫁と住むことにしたから」
「離婚届も送るからな!」

 

突然の離婚宣言に頭が真っ白になりました。私が必死に節約していた間、夫は行きつけの店で知り合った女性と関係を深めていたというのです。

 

あぜんとする私に、夫は続けて「俺が建てた家だ。お前はもういらない。家も嫁も新しくするから、さっさと出てけ」と言われ、追い出されました。

 

後日、実家に戻った私の元に、宣言どおりサイン済みの離婚届が送られてきたのです。本来であれば、夫の不倫に対する慰謝料や、節約して貢献したマイホームの財産分与を請求できるはずでした。しかし、私は精神的なショックが大きく、夫とこれ以上関わる苦痛から一刻も早く逃れたいという思いが強く、それらの権利を主張しませんでした。

 

両親と義両親へ事情を説明すると、全員が私の意見を尊重してくれたため、サインした離婚届を役所に提出し、離婚が成立しました。

 

 

離婚した1年後、元夫から突然…

離婚して1年ほどたったある日、元夫から連絡がありました。突然「お前とよりを戻してやってもいい」と言い出したのです。

 

私には、近々結婚を予定している相手がいます。彼とは、私が元夫と離婚してすぐに始めたパート先で出会いました。離婚のショックで塞ぎがちだった私を支えてくれた誠実な人です。そんな彼から熱心に交際を申し込まれ、お付き合いをするようになって半年。プロポーズを受け、もうすぐ籍を入れる予定なのです。

 

しかし元夫は、私が再婚するという話をまったく信じようとしませんでした。それどころか、私を侮辱し、「お前みたいな地味女を誰が本気で選ぶんだよ」とまで……。

 

不倫して私を追い出した元夫に、なぜそんなことを言われなくてはいけないのでしょうか。私は「復縁なんてありえない」と伝えました。そもそも、元夫は不倫相手と再婚したはずです。自ら私を捨てたくせに、今になって復縁を迫ってくる理由がわかりません。

 

聞くと、元夫は私と離婚したあとすぐに再婚したものの、価値観や生活スタイルのすれ違いで、あっという間に離婚したとのことでした。「家事もろくにできない、金遣いの荒い、最悪の女だった」と不満を口にしたのです。私にも、彼女にも文句を……あまりに身勝手で、心底あきれました。

 

 

結局ひとりで苦しむことに…

数日後、元義母に連絡を取った私。離婚の際、「息子と離婚してもあなたは私たちの娘よ。困ったらいつでも頼ってね」と言ってくれた元義両親とは、今でも良好な関係を続けています。元夫から復縁を迫られたことを話すと、元義母は「自分であなたを捨てておきながら、情けない」とあきれていました。

 

元義母から聞いた話では、元夫の再婚相手も問題の多い人だったようです。元夫を言いくるめて借金を作らせ、新居で数カ月間ぜいたくな生活を送り、元夫がお金を出し渋ると、すぐに別の男性へと乗り換え、出て行ったとのことでした。

 

元夫は借金の返済と家のローンの支払いに追われ、ひとりでは生活が厳しく、私に復縁を求めてきたのでした。私の話を聞いた元義母から、もう私には連絡しないよう、元夫は叱責されたようでしたが、その後も何度か連絡してきました。よほど生活が苦しかったのでしょう……しかし元夫がどうなろうと私には関係ありません。無視し続けていると、諦めたのか連絡は来なくなりました。

 

それからほどなくして、私は無事に彼とゴールイン。新しい夫と新しい家で、お互いに尊重し合い、支え合い、幸せに暮らしていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

誰かと暮らすうえで大切なのは、思いやりと対話ではないでしょうか。それを怠り、自分本位な欲望を優先した元夫が孤独な末路を迎えたのは、当然の報いなのかもしれませんね。今度こそ、お互いを尊重し合えるパートナーと末永く幸せに暮らしていけることを願っています。

 

【取材時期:2025年10月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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