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義母と旅行中の夫に連絡すると「邪魔すんな!」と激怒⇒「義母が亡くなった」と告げると顔色が一変!?

私は1年前に結婚し、夫と2人で暮らしています。ある日、夫から「今日は夕飯はいらない」と連絡がありました。最近、夫は義母に呼び出されることが多く、義実家で食事をしているようです。夫は「母さん、ひとりでちょっと寂しいみたいなんだ」と言いますが……。

義母と過ごす時間が増えていく夫…

それから1カ月ほどたったころ、夫から「今日、実家に泊まるわ」と連絡がありました。理由を尋ねると、「母さんが最近寝つきが悪いから。俺が家にいると安心できるんだって」とのこと。ある程度は仕方ないと思いつつも、先日会った義母はとても元気そうだったので……少しモヤモヤしてしまいました。

 

そこで、「私もこれから実家に行こうかな」と言ってみると、夫は慌てた様子で「母さんは俺との時間を楽しみにしてるから」と言うのです。その瞬間、私はまるで“邪魔者”のように扱われている気がしました。夫は「母さんには女手一つで育ててもらったから、困っているときに恩返しがしたい」と話します。その気持ちは理解できます。ただ、ここ最近は週の半分を実家で過ごし、泊まりがけで帰ってくる生活が続いているのです。

 

私が「少し行き過ぎじゃない?」と伝えると、夫は「今だけだよ。少しだけ大目に見て」と言いました。私は曖昧にうなずきながらも、心のどこかで引っかかりが残っていました。

 

夫「誕生日は一緒に過ごせない」そのワケは

会社からの帰り道、義母とばったり会いました。バッグには推しアイドルのキーホルダーがついています。聞けば、これからライブへ向かうとのことでした。思わず「推しを見つけられたんですね!」と声を弾ませると、義母は「そうよ! 息子も結婚したし、これからは楽しまなきゃね!」と、少し得意そうに笑います。しかも、その“新しい推し”は、私がひそかに応援しているアイドル。思わぬ共通点に、私と義母は短い時間ながらも盛り上がり、一瞬だけ距離が縮まったように感じました。

 

その勢いのまま夫に連絡すると、既読はすぐにつくのに返事がどこかぎこちありません。何かあったのか尋ねると、夫は「実は母さん関連でちょっと……」と切り出し、再来週、義母に誘われて“親子水入らず”の温泉旅行に行く予定だと打ち明けました。

 

再来週――それは夫の誕生日の週です。思わず「その日って、あなたの誕生日と重ならない?」と確認すると、夫は「ごめん、断れなかった。今年だけお願いって母さんに言われてさ」と謝りました。さらに追い打ちをかけるように、今回の旅行先は北海道だと聞かされます。私がずっと「行きたい」と言い続けてきた場所。思わず「私だって行きたい」と声が出ましたが、夫は「今度な。次の結婚記念日に行こう」と言いました。私は静かにうなずき、「約束だからね」とだけ伝えました。

 

 

夫の旅行中、一通のメールをすると…!?

2週間後、私は朝から夫に何度も電話をかけていました。出る気配がないのでメッセージも送りましたが、「既読」の文字だけが並びます。ようやく届いた返信は、「何か用? 母さんと旅行中なんだけど。旅行中は邪魔しないでくれって、行く前に言っただろ? 移動中だし、今電話はできないよ」というものでした。

 

胸の奥がざわつき、私は画面を見つめたまま指を止めました。「お義母さん、いないでしょ」と打つと、すぐに「なに言ってるんだ。母さんなら隣にいるよ」と返ってきます。私は深く息を吸い込み、「お義母さんなら、亡くなったよ」とだけ送りました。

しばらくして文字の動きが止まり、「は?」という短い返事。続けて「ちょっと待て……母さんが亡くなったって……?」と崩れるような文面が届きました。「嘘、だよな?」という問いに、私は「嘘でこんなことを言うと思いますか」と返しました。「とにかく今すぐ実家に帰ってきてください」と伝えると、夫は「なんで……この間まで元気だっただろ?」と取り乱した様子で返してきました。

 

少しして、「これから空港に向かう。多分、早くて夕方だと思う」との連絡が入りました。「わかりました。チケットを取ったら、何時発か教えてください。私はお義母さんについています」と返すと、「わかった……頼むな……」という短いメッセージが届きました。

 

 

旅行から戻った夫に“真実”を告げると…!

「これから真っすぐ実家に戻る」――夫からそう連絡が来たとき、私は自然と冷静な返事を打っていました。「はい」と。義母と“親子水入らずの温泉旅行”だと言い張っていた彼が、誰とどこへ行っていたのかは、もうたしかめるまでもありません。私は空港で待ち伏せし、夫を見つけました。そこには、見知らぬ女性と肩を寄せ合って歩くふたりの姿が。別れ際に抱き合い、名残惜しそうに手をつなぎ直す瞬間を、私は静かにシャッターに収めました。

 

その足で夫より先に義母のもとへ向かい、撮った写真を見せました。義母は震える声で「まさか」とつぶやき、唇を強く結びました。義母は、夫の不倫が原因で離婚しています。だからこそ、息子には同じ過ちを繰り返してほしくなかったのだと。義母は息子から話を聞く覚悟を固めていました。そこで私たちは、夫を確実に呼び戻すための“非常手段”として、義母の提案で「母が亡くなった」と伝えることにしたのです。義母と直接連絡をとったことで、夫の旅行相手が義母ではないとわかり……重い手段であることは承知のうえでしたが、逃げ場を与えないための最終手段でもありました。

 

その後、夫が義実家に到着。義母が元気にしている姿を見て驚いていましたが、同時に何かを悟ったようでした。私は今回のことが義母の提案であったことを説明し、「誰と旅行していたの?」と問いかけました。夫は「友だちだ」と言い訳を始めましたが、私は空港で女性と一緒にいる夫を見ています。淡々と事実を並べ、「その場を見た」とだけ告げると、夫は不倫を白状しました。

 

私はもう、責め立てる気持ちはありません。「私の中では離婚は決まっています。手続きは私が進めます。慰謝料については然るべく請求いたします」とだけ伝えると、義母は「私も証人になります」と言い、まっすぐに息子を見据えました。私は深く一礼し、その場を後にしました。

 

「本気じゃない!遊びだった」嘘つき夫の末路は

数日後、夫から「本当にごめん。どうか許してください」と連絡がありました。けれど、結婚して1年で不倫をした事実、義実家への訪問も“親子旅行”もすべて嘘で、不倫相手と過ごしていたという現実は消えません。私は静かに、「許せるはずがありません。早く離婚届にサインしてください。あなたの姓でいること自体がストレスです」と伝えました。

 

夫は「本気じゃなかった、遊びだった」と繰り返し、「どうすれば許されるのか」と言ってきました。離婚を拒み、「相手に迫られて流された」「愛しているのはお前だけだ」と弁明を続けましたが、私の心は動きません。さらに「このままだと母さんにも絶縁されそうだ」と取り乱しましたが、義母が不倫を強く嫌悪しているのは、夫自身が一番よくわかっているはずです。

 

最後に夫は「彼女とは別れた。助けてほしい」と言いました。私は「あなたの妻をやめます。手続きは進めます」とだけ伝えました。その後、私は夫と離婚し、元夫と不倫相手の双方から慰謝料を受け取りました。不倫相手は夫と同じ会社の部下。夫が離婚したことで不倫の事実が会社に知れ渡り、相手は退職したと聞きました。唯一の家族だった義母にも「敷居をまたぐな」と言い渡されたそうです。

 

私はというと、今も義母と連絡を取り合っています。ですが、元夫のことは早く忘れて、これからは私自身の幸せを見つけていこうと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

結婚してわずか1年の間に、嘘に嘘を重ねた夫ともう一度やり直すのは難しいですよね。けれど、夫の身勝手さに早い段階で気づけたのは不幸中の幸いかもしれません。これからは、自分を大切にしながら新しい幸せを見つけてほしいですね。

 

【取材時期:2025年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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