つけて焼くだけで絶品ピカタ

今回作ってみるのは、NHK『きょうの料理』で、料理研究家・藤野嘉子さんが紹介していた「鶏むね肉のピカタ」です。
藤野さんは、家庭でも作りやすいレシピで人気の料理研究家。シンプルな材料で、食卓がちょっと豊かになるレシピに定評があります。
今回の鶏むね肉のピカタのポイントは、たっぷりまとわせた卵とチーズの衣。濃厚な衣が肉のうまみを閉じ込め、まるで蒸し焼きのようにやわらかく焼き上がるんだそうです。
それではさっそく、調理していきましょう!
藤野嘉子さん「鶏むね肉のピカタ」のレシピ

材料(2人分)
・鶏むね肉…1枚(約250g)
・卵…2個
・ピザ用チーズ…40g
・パセリ(みじん切り)…大さじ1
・クレソン…適量
・塩…少々
・こしょう…少々
・小麦粉…適量
・オリーブ油…大さじ2
作り方①鶏むね肉に下味と小麦粉をつける

鶏むね肉は皮を取り除き、厚みを半分に切ります。半分にすると短時間で火が通るので、パサつきにくくなりますよ。
切った鶏むね肉に塩とこしょうをふり、小麦粉を薄くまぶしましょう。
作り方②卵液を作る

ボウルに卵を割り入れてよく溶き、ピザ用チーズとパセリを加えて混ぜ合わせます。
作り方③卵液を絡めて焼く

①の鶏むね肉に②の卵液をしっかり絡めます。箸やフォークを使いながら、全体にチーズもしっかりつけましょう。
次にフライパンにオリーブ油を中火で熱し、鶏むね肉を並べ入れます。

残った衣はもったいないので、上からとろりとかけてOK。
作り方④焼いて仕上げる

片面にこんがり焼き色がついたら裏返し、反対側も同じように焼きます。
焦げやすいので、途中からは弱火にしてじっくり火を通しました。両面が焼けたらこれで完成です。

器に盛りつけ、クレソンを添えると見た目もぐっと華やかになりますよ。
【実食】濃厚なチーズの味がたまらない!

きつね色の焼き目がついて、見た目からもう食欲をそそりますね。衣にちりばめられたパセリの緑も映えて、なんだか料理上手になった気分です。
口に入れた瞬間「本当にあの液につけて焼いただけ?」と思うほど、むね肉はふっくらしっとり。たっぷりからめた卵液のおかげで、内側までやわらかくジューシーに仕上がっています。

衣の香ばしさのあとに、チーズのコクと卵のまろやかさが重なり、濃厚なのにくどくない味わい。パセリの爽やかな香りがふわっと抜けて、ちょうどいいアクセントになっています。
夕食に出してみたところ、夫と子どもたちはペロリと完食。いつもの鶏むね肉があっという間にごちそうになっていました。
安いお肉がごちそうに
リーズナブルな鶏むね肉のレパートリーがまたひとつ増えてうれしいかぎり。家族にも大好評で、「またこれ作って!」の声が飛び交いました。
手軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。