消費期限切れの食パン、食べたらやばい!?
食パンにまつわる、あるご家庭のエピソードをご紹介します。

体験者:Aさん(35歳)
ある朝、寝ぼけまなこでキッチンに行くと、夫がやけにご機嫌でトースターの前に立っていました。
「いい匂いでしょ〜?朝からパン焼いといたよ!」とドヤ顔。
……え、昨日ゴミ箱のそばに置いておいた消費期限切れの食パンじゃない?
「これ、もう期限切れてるやつだよ」と言うと、夫はケロッとした顔で、
「え?焼けば菌とか死ぬっしょ!」と、謎に自信満々の発言。
いやいや、その理論で安心できると思ってるの??他人事だと思って……(怒)。
期限切れの食パンは食べてもいいの?管理栄養士さんに聞いてみた!
消費期限が切れてしまった食パンでも、焼いて火を通せば食べてもいいのでしょうか……?
管理栄養士でライターの安達春香さんの見解を伺いました。
結論:焼いてもアウト!期限切れパンの恐怖

期限切れの食パンを焼いて食べるのはアウト!運が悪ければ、食中毒を起こしてしまうかもしれません。
スナック菓子やカップ麺なら少し過ぎても食べられますよね。でも、食パンの袋に書かれているのは「賞味期限」ではなく「消費期限」。

「この日までなら安全に食べられますよ」という期限なんです。
食パンはカビや菌が増えやすく、意外とデリケートな食べ物。
焼いて熱を通せば菌は死ぬはず!と思いたいところですが、なかには100℃以上の熱でも生き残る強い菌もいます。

しかもカビから出る毒素は、家庭用のトースターでは太刀打ちできないくらい強敵。なんと、100〜210℃で加熱しても死なないんです。
見た目が大丈夫そうでも、期限が切れてしまったものは潔く処分しましょう。
消費期限切れを甘く見ちゃダメ!
消費期限切れの食パンは、残念ながら、焼いて熱を通せば大丈夫というわけにはいきませんでした。
安達春香さんによると「100℃以上の熱でも生き残る強い菌もいる」とのことでビックリです……。
期限切れで捨てるはめになるのはもったいないので、期限前に食べ切るか、難しそうなら早めに冷凍保存するように心がけたいですね!
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。