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「K-POPはやばい」私の推し活を全否定する夫。なぜか物販に詳しい彼が語った意外な理由

私は、三姉妹を育てる30代後半の母親です。あるとき、ママ友に勧められて見たテレビ番組がきっかけで、K-POPアイドルグループにどハマり。CDを購入したり、グッズを買ったり、仕事に子育てに頑張ってきた自分へのご褒美として散財していました。ところがある日、それを見つけた夫が、推し活を非難。「なぜダメなのよ!」と反発する私に、夫は推し活をやめて欲しい意外な理由を話し始めたのです……。

 

CDやDVDを次々購入!ワクワクする日々

三姉妹の子育てと仕事で忙しい日々を過ごす中、長女が10歳になり、私はようやく自分の時間が少し持てるようになりました。そんな折、ママ友から「これ、めっちゃおもしろいから」と勧められ、とあるオーディション番組を視聴。これが運命の一瞬でしょうか、出演していたK-POPのボーイズグループにハマってしまったのです。

 

その後、ファンクラブに加入。CDやコンサートDVD、POP-UPショップで販売される限定グッズなども次々に購入するほど夢中になりました。いきなりの散財に少し心が痛みましたが、子育てと仕事にまい進してきた自分へのご褒美だと思うように。コンサートチケットの抽選にも応募するなど、ワクワクの毎日が続いていました。

 

そんなある日、私がクローゼットにしまっていたCDやグッズの数々を夫が発見し、「これ何?」と聞いてきたのです。実は気恥ずかしさから、推し活のことは夫に内緒でした。私は「実は、AというK-POPのグループにハマったんだ」と告白。夫は驚いた顔で「まさか妻がK-POPにハマるなんて……」となぜかショックを受けた様子です。

 

「K-POPはまずい…」事情を詳しく説明する夫

夫は、私のコレクションを見て「CDは何枚買ったの?」と聞き、そして「無駄遣いだよ。K-POPにハマるのはまずいよ」と責めるのです。私は「アイドルを推して何が悪いのよ! 家のことも仕事も子育てもちゃんとしてるじゃん。自分のお給料で買ってるから、文句言わないで」と声を荒げて反発。すると、夫は「甘いよ。K-POPはすごいんだから」と真剣な顔で説明します。

 

夫いわく、「アイドルに直接会えるサイン会参加の抽選券は、CD1枚につき1枚のみ付く。推しに会うためにCDを数十枚、百枚以上買う人だって少なくないんだ」。私は「チケットが取れたらライブには行きたいけど、サイン会なんて別に望んでない」と反論。

 

しかし夫は「ライブ時には、ハイタッチお見送り会参加券が目玉になっているオンラインくじがある。初めは1回だけでもと思うけど、外れたらまたくじを引きたくなる。そして気付けば、末等E賞のステッカーだけが何枚も手元に残るんだよ」と力を込めます。私は違和感を覚え「何の話をしてるの……? なぜそんなにK-POPの物販事情に詳しいの?」と思わず聞き返しました。

 

 

同僚を狂わせた沼…「わが家も崩壊する!?」

夫はハッとわれに返ったように私を見つめ、そして、自分がなぜK-POP文化に詳しくなったのかを話し始めたのです。

 

夫の部署にはかつて、K-POPアイドルオタクの女性がいました。給料のほとんどを推し活に費やし、昼食はおにぎり1つで済ませ、かなり節約していたそう。自分の結婚式ですら、推しのイベントがあるからと日付を変更したり、新婚旅行も韓国にしたりと徹底。挙句、結婚後に「やっぱり無理。存分に推し活をしたい」とすぐに離婚して、ワーキングホリデービザを使って韓国へ渡ったそうです。

 

彼女の一連の行動を見て夫は「K-POPには人を惑わせるほどの魅力があり、妻がハマれば家庭が崩壊する」と怖くなったと言います。それを聞き、私は「安心してよ。私はそんなに極端じゃない。動画を見たり、CDを聞いたりするだけで楽しいの。ライトなファンだから」と伝えました。

 

まとめ

最終的に、夫は「ライトに推すなら構わない」と許してくれ、私はその後もゆるく推し活を続けています。しかし、夫の言う通り、次第に購入するCDの数が増え、ライブに行けばくじを引く回数が増えています。E賞のステッカーの在庫もたんまりたまりました。このまま推し活に没頭して、際限なくお金を費やすようになっては夫の心配が現実になってしまうでしょう。私にとって家族が第一に大切なもの。K-POPの“沼”にハマり過ぎて、家庭崩壊なんてことにならないよう気を付けています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:田川 ゆうこ/30代・ライター。体型の悩みは出産がきっかけなのか自分がきっかけなのか……悩む三姉妹の母。今年こそダイエットを卒業したい。

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

 

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