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新生活スタートして約1カ月。保育園ママは少し疲れていませんか?

この記事では、保育士の中田馨さんが、新生活がスタートして疲れ気味の保育園ママに向けてアドバイスをしています。頑張りすぎないこと、「必ずしなければ」をやめてみる、一人の時間をつくるなどの解決方法から、保育園の先生とコミュニケーションを取ることのメリットを教えてくれました。

 

こんにちは、保育士の中田馨です。4月に親子ともにドキドキの保育園生活がスタートしたというご家庭も多いのではないでしょうか。慣らし保育が終了するとママも仕事復帰が本格的になり、本当の意味での「新生活」が始まったのではないかと思います。

 

最初は、気が張っていて目まぐるしく過ごしていたけれど、約1カ月が経って「なんだか最近疲れが取れない」なんて思うことはありませんか。そんな新生活のバタバタに少し疲れているかもと感じているママへメッセージを送ります!

 

頑張りすぎないことがポイント

GWなどの連休中に生活を立て直したいと思っているママも多いと思います。新しい生活のリズムがまだつかみきれていなくて、日々の生活の中でやり残しているがことたくさんありますよね。

 

私の場合、以前は「帰宅したらこの時間にごはん作って、洗濯して、お風呂に入って……」と、頭の中でいろいろな計算をして慌ただしく家の中で動いていました。少しでもイレギュラーがあると、計算がくるってしまってイライラし、ものすごく歯を食いしばって生活していたので、TVを見ることもなく必死になっていました。こんな経験をしてきた私だからこそ言えることがあります。

 

「必ずしなければ」をやめてみる

「見て見ないふりする家事があってもいい」と思います。もちろん「赤ちゃんとママの命を守ること」は第一条件ですが、日々の少しのことなら「見ないふり」するものがあってもいいと思います。

 

私の場合は「掃除」と「洗濯」です。「掃除は毎日しなくてもOK」「少し洗濯物がたまっても、明日できそうだから今日はしなくてOK」といった感じですね。「必ずしなければいけない」と思っていた「必ず」を少し取り除いてみると、グンと気持ちがラクになります。

 

一人の時間をつくる

赤ちゃんが生まれるとなかなか自分の時間をとることができません。私の離乳食講座に来てくれるママも「今日、初めてパパに預けてきました。不安だったけど、一人で出かけるのは久しぶりだからリフレッシュできました!」という声が多いです。

 

自分の時間は自分でしかつくることができません。なので、「よし、自分の時間をつくるぞ!」といった決心が必要になります。赤ちゃんをパパやおばあちゃんに預けて友だちとお茶に行ってリフレッシュするのも良いですし、睡眠をしっかりとるのも良いですね。好きな食べ物を食べたりすればと心も体も満たされます。

 

 

赤ちゃんの心が安定するには?

新生活で疲れているのはママだけではありません。新しい環境、先生やお友だちとの人間関係で疲れているのは赤ちゃんも一緒です。お休みの日は、赤ちゃんとのふれあいの時間も持つようにしましょう。ふれあいと言っても特別なことをするのではなく、赤ちゃんをしっかり抱きしめて「大好きよ」という気持ちをたくさん伝えるだけ。ママやパパに抱きしめられて「大好き」って気持ちをもらうと、赤ちゃんは安心して心が安定します。

 

赤ちゃんを抱きしめて、赤ちゃんの体温やにおいを感じるとママたちも安心しますよね。赤ちゃんとママの心が安定すると、それが生活にも反映されます。土日に限らず、平日の起きたときや寝る前など、いつでも親子でムギューッとふれあう時間をつくってみるのも良いですね。

 

保育園の先生とコミュニケーションを取ろう

保育園に行くということは、保育園の先生と毎日会うということです。保育園にはたくさんのお子さんがいますし、「先生の時間を取ってしまったら」と思うかもしれませんが、保育士の立場から言いますと「遠慮せず、保育所の先生に育児相談をしてほしい」と思います。

 

今感じでいる育児の悩みを誰かと共有することで、ママも気持ちがラクになったと思えるはずです。保育園の先生と話をすることで、保育園でのお子さんの様子も聞くことができますし、先生の遊びテクニックを聞いて「家でチャレンジしてみよう!」と思うこともあります。先生も相談されると「頼りにしてもらえている」と思って嬉しいものなんですよ!

 

 

ママが疲れてしまったら、予定していた生活リズムが思うようにいかなくなることもあります。適度に力を抜いて、自分の時間には好きなこともしながら、赤ちゃんと毎日の生活を送ってくださいね。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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