秋が詰まった絶品炊き込みごはん

関西で愛される食品メーカー『ヒガシマル醤油』。公式サイトでは、看板商品の「うどんスープ」のレシピが222件も紹介されています。
大阪で生まれ育った私は子どものころからずっと使っていたのに、ここまでたくさん使い道があるなんて知らなかった!
なかでも特に気になったのが「甘栗ときのこの炊き込みごはん」。なんと、市販のむき甘栗を使うそうです。
いつもおやつとして食べていたけど、あれって炊き込みごはんに使えるんだ……。目から鱗の発見です。
さらにきのこもたっぷり入っていて、秋の味覚が盛りだくさん。どんな味がするのか期待が高まります。
ヒガシマル醤油「甘栗ときのこの炊き込みごはん」のレシピ

材料(3人分)
・米…2合
・むき甘栗(市販)…90g
・しめじ…1/2パック(50g)
・まいたけ…1パック(100g)
・水…360ml
・うどんスープ…2袋
・青ねぎ…適量
今回はレシピ通り鍋で炊きましたが、炊飯器でも作れますよ。
作り方①米をといで具材を切る

米をといでざるに上げ、30分ほど置きます。
ざるに上げて時間を置くことで、米の表面についている水分が中に吸収されてふっくら炊き上がるそうです。

しめじは石づきを切って小房に分け、まいたけは食べやすくほぐしましょう。青ねぎは小口切りにしておきます。
作り方②具材をのせて炊飯する

鍋に米を入れてむき甘栗としめじ、まいたけをのせます。水に溶かしたうどんスープを加えて、フタをして中火にかけましょう。
煮立ったら弱火にして15分炊き、火を止めてフタをしたまま10分蒸らします。
炊飯器で炊く場合は、うどんスープを分量の水に溶かして2合の目盛りまで加えてくださいね。
作り方③盛り付ける

フタを開けた瞬間、いや炊いている間から、キッチン中に良い香りが充満して幸せな気分。
底からさっくりかき混ぜるとこんがりおこげができていて、ごはんのかたさも完璧です。お鍋で作る炊き込みごはんは水加減が難しいので、これはかなり嬉しい!
お茶碗に盛り付けて、青ねぎをちらせば完成です。
ここまで簡単に作れるなんて……

白と黄色の鮮やかな栗ごはんも良いけど、こういうほっこりした茶色いのも食欲がそそられますね。
ひと口食べると、出汁の風味ときのこの旨みが押し寄せてきます。そして、甘栗のやさしい甘みとほくほく食感。

黄色い栗とはまた違った香ばしさと濃厚さがあります。あとで知ったのですが、市販のむき甘栗はこんがり焼いてからパック詰めしているそう。
だからこの香ばしさなんですね。単なる手抜きではなく、むき甘栗を使うからこそ成立しているような気がします。
まいたけのシャクッとした歯ごたえと香り、しめじのプリッとした食感。食材の旨みを吸い取ったごはん、そしてたまにやってくる青ねぎの爽やかさ。
完璧なバランスに、思わず唸ってしまいます。

味付けがうどんスープだけっていうのもまた良いですよね。どうやったって失敗しないし、ちまちま調味料を量らなくて済むし、慣れ親しんだ味だし。
塩気がちょうど良く、しめじとまいたけ、甘栗の素朴な旨みを存分に楽しめました。
焼きおにぎりを作ってみた

公式レシピに「焼きおにぎりにしてもおいしいです」と書かれていたので試してみることに。三角に握って、フライパンで焦げ目をつけたら完成です。
出汁が効いた優しい炊き込みごはんに、香ばしさが加わってたまらない……。表面のカリカリ食感も楽しめます。
歴代No.1炊き込みごはん
いままで作った炊き込みごはんの中で、一番といって良いくらいお気に入りになりました。栗は秋の食べ物だけど、このレシピなら年中食べられるからありがたい!絶対にまた作ります。