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「ちょっと!何かご用ですか!?」背後にずっとつきまとう見知らぬ男性…恐怖のあまり通報する覚悟で声をかけると!?

娘がまだ1歳になったばかりのころ、夕方に近所のスーパーへ買い物に向かうときの話です。背後からずっとついてくる男性の気配を感じました。道を変えても距離は変わらず、「この子に何かあったら……」と恐怖でパニック状態に。追い詰められた私は、振り向いて男性に「失礼ですが……!」と声をかけました。すると男性は……。

 

ずっとついてくる男性に、思わず自分から声をかけると!?

ベビーカーを押して歩いていると、後ろから足音がずーっとついてくるような気配があり、振り返ると見知らぬ男性が一定の距離を保ちながらついてきていました。最初は「たまたま同じ方向なだけ」と思おうとしたのですが、曲がり角を変えても距離が変わらず、だんだん怖くなってきました。

 

私のピリピリした空気を感じ取ったのか娘もぐずり始め、いよいよパニックになってきました。

 

「この子に何かあったらどうしよう」と、悪い想像ばかりが膨らみます。心臓は口から飛び出しそうなくらいバクバクでした。でも、「もう逃げきれない!」と追い詰められた私は、泣きそうな気持ちでベビーカーを止め、勢い任せにガバッと振り返りました。

 

「ちょっと!何かご用ですか!?」

 

そして、スマホを握りしめて「通報しますよ!」というオーラ全開でにらみつけると、男性は立ち止まり、おどおどしながら言いました。

 

 

「い、いや……その、ベビーカーのタイヤ、パンクしかけてますよ」

「……え?」

 

私の剣幕に引いてしまっていたようで、教えてくれたのはそれだけでした。 あまりの出来事に言葉が出ず、顔から火が出るほど恥ずかしくなる私。男性は「驚かせてすみません、声がかけにくくて……」と頭を下げ、気まずそうに小走りで去っていきました。その後ろ姿を見送りながら、自分の早とちりと、あんなに噛みついてしまった申し訳なさで、その場にへたり込みそうになりました。

 

落ち着いて考えれば、夕方で薄暗く、育児疲れもあって、私が勝手に悪い方へ暴走していたと反省しました。親切にしてくれた男性には、お礼を言うべきなのに怒鳴ってしまって、本当に申し訳ないことをしました。

 

 

ただ、母親としてわが子を守る立場になると、些細な変化に敏感になり、過剰に身構えてしまうものだと痛感しました。「勘違いで本当によかった」とホッとしたのと同時に、自分のテンパり具合に苦笑いしつつ、どっと疲れが出た一日でした。

 

著者:岡田恵美/30代女性/2児の母。お菓子作りが好きなパート社員。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

※生成AI画像を使用しています

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