トイレに行くと同級生が…
私は小学5年生で初潮を迎え、6年生になるころには、日中でも夜用のナプキンを着けなくては安心できないほどでした。
そのため、生理2日目と3日目は、授業の合間にこまめにトイレでナプキンを替えるのが日課に。そんなある日、いつものようにナプキンが入ったポーチを持ってトイレに行くと、同じクラスで近所に住むA子ちゃんが、「生理だからって、トイレに行きすぎじゃない? 気持ち悪い〜」と言ってきたのです。
A子ちゃんの母親からも!?
それから数日後、学校からの帰り道、偶然、A子ちゃんのお母さんに会いました。すると、A子ちゃんのお母さんは唐突に、「6年生で生理が重いなんて、病気なんじゃない?」とひと言。
A子ちゃんがお母さんに話したのか、母親同士の会話の中で知ったのかはわかりませんが、まさかこんな言葉をかけられるとは思っていなかったので、私は子どもながらにびっくりしてしまいました。
私は翌日、A子ちゃんとお母さんの件について、自分の母親に相談。母は担任の先生に報告してくれ、それ以降、生理について2人から何か言われることはなくなりました。なお、私は中学生になってから、婦人科へ通院するように。特に病気などはなく、生理を重ねるごとに経血量も安定していったと思います。
何年経っても、A子ちゃんとお母さんのことを思い出すと、複雑な気持ちになります。生理症状は、なかなか自分ではコントロールできないもの。自分自身も、誰かと生理の話をする際は、相手の気持ちを考えて話すようにしようと学んだ出来事でした。
著者:大野肉美/40代女性・2015年、2019年生まれの女の子を持つ母。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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