まさかの部屋割り
義妹から夫宛に送られてきたのは、「大阪のホテルを3部屋で予約しようと思ったら部屋が2部屋しか空いてなかったから、お兄ちゃんたち家族とお母さんとお父さんたちは一緒の部屋にしたから」という一文。
当時、わが家の双子はまだ2歳。夜泣きやおむつ替えで目まぐるしい日々に加え、洗面所やトイレがひとつしかないのは不便です。何より義母はまだしも、義父と同室で布団を並べて寝ることに抵抗がありました。
夫はすぐに「部屋が確保できないならホテルを変更しよう」と義妹に提案。しかし、義妹から返ってきたのは驚きの返信でした。
義妹の返信、夫の反論
「お嫁さんなんだから、それぐらい我慢してもらいなよ」
夫は冷静に「逆にお前が義父母と同室だったらどうする?」と問いかけましたが、義妹は「2歳と4歳の子どもがいるんだよ? それに義父と一緒とか絶対イヤ!」と即レス。にもかかわらず、私が義父と同室になることには躊躇しない義妹。
さらに「でも、私たちが両親と同室じゃ、夫が嫌がるし……」と反論してきたのです。それには夫も堪忍袋の緒が切れ、「じゃあなぜうちの奥さんは平気だと思うんだ!」と怒りをぶつけてくれました。
激しいLINEのやりとりとなり、結果、最終的に旅行は中止となってしまいました。私は義妹の発言に唖然としつつも、迷わずかばってくれた夫を頼もしく感じたのでした。
その後、夫と義妹の溝は1年以上続きましたが、義妹が夫に謝罪し、夫も「言い過ぎた」と謝り合い、ようやく和解。この件で、結婚後のきょうだい関係は今まで以上に気遣いが必要だと学びました。
家族同士の距離感を適切に保つには、お互いのパートナーを尊重することが大切だと感じると同時に、あのとき夫が毅然とした態度で私を守ってくれたことは、今でも大きな心の支えになっています。大変な騒動でしたが、義妹とも無事に和解でき、今はまた平穏な家族付き合いが戻ってきました。この経験を糧に、お互いへの思いやりを忘れずにいたいです。
著者:木下うめ子/30代女性/2018年生まれの双子ママ。自閉症の双子のサポートに日々奮闘中。管理栄養士の資格を持っており、食べることが大好き。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!