できるだけ寄り添いたい……と、後輩ににおい対策の苦労を話したみさきさん。彼女は素直にうなずき、実践すると納得してくれた様子です。これならにおい問題は解決されるのでは? と、彼女を待機させて専務に報告に行ったのですが……。「そんなことどうでもいい。早くクリニックに連れていけ」という冷酷なひと言に、みさきさんは凍り付いたのでした。
納得はいかないけれど









専務は「今から行け」と有無を言わせずでした。「結局、会社は人の気持ちなんて考えていない……」と悟った私は、気乗りしないながらも、後輩のために近くのクリニックを検索。同僚たちの協力もあり、すぐに検査をしに行ってもらえることになりました。
2時間後……。カウンセリングを終えて、無事に後輩が戻って来たのでした。
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「お客さまのため」と言いながら、デリケートなことを直接本人に伝えるという最も難しい役割を部下に押し付ける専務。そんな上司の姿勢には、誰もが少なからずモヤッとしてしまいますよね。それでも、みさきさんは感情的にならず、言葉を慎重に選びながら、できるだけ後輩の気持ちをおもんぱかって対応しました。こういう場面でのみさきさんの対応は、ぜひ見習いたいものですね。
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すがのみさき
